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カテゴリ:お仕事
さて、修学旅行直前のキモノでお出かけのことも書いたので、修学旅行のことを書き留めておこうと思います。
今回の修学旅行は、飛騨高山方面。2泊3日の日程で、「田植え」「ラフティング」「わらじ編み」という3つの体験学習をこなす、というもの。 うちの学校では、2年前まで沖縄に行っていたし、これらの体験学習も今ひとつ地味だし、生徒達からは「あんまり楽しみじゃない」「沖縄が良かった」という意見も聞かれていました。 ところが、この体験学習、どれも楽しかったようです。 田植えは、裸足で泥の中に入っていく時は「うわ~、気持ち悪い」という声があちこちから上がっていましたが、苗を植えていくうちに、どんどん夢中になっていったようで、一生懸命取り組んでいました。 泥だらけになった足を、近くの川で洗う、という体験も、川遊びなんてほとんどしたことがない生徒達にとっては、とっても楽しかったようです。 ラフティングをした2日目は、あいにくの雨でしたが、盛り上げ上手なインストラクターの方々と、自然が作り出す迫力満点の急流のお陰で、下手な遊園地のアトラクションなんかよりずっと楽しめる体験になったようです。 私はラフティングはせず、撮影ポイントに移動してカメラマンに徹していましたが、どの生徒もピカピカの笑顔を向けてくれました わらじ編み体験では、インストラクターを務めてくださるおじいさま方の鮮やかな手つきに生徒達は見とれていました。おじいさまの周りに集まって熱心に見学し、自分でもやってみるものの、わらは言うことを聞いてくれず四苦八苦。 お米を収穫したあとに残されたわらで、生活に必要な道具を作る暮らしに、田植えを経験したあとだけに、感じるところがあったようで、いろいろと質問しておりました。 自然に恵まれた暮らしの豊かさは、体験学習だけではなく、民宿でも感じられました。 学年が4つの宿に分かれて宿泊したのですが、少ない人数で民宿の方と触れ合うことができたのもとてもよかったです。 出てきた郷土料理もおいしかったし、夜に連れて行っていただいたナイトハイクでは、神社の高い木に住んでいるムササビの出現を待つ、という経験もさせてもらえました。 暗闇の中を、木から木へ滑空していくムササビの姿を見た途端、生徒達は大興奮。「あっちへ飛んで行った!」「あそこに止まってる!!」と大騒ぎでした。 翌日は、高山市内有数のホテルに宿泊したのですが「民宿の方がよかったな。料理に心がこもってたわ」などという生徒もいたり。こちらが感じてもらいたかった点は、しっかり感じ取ってくれたようです このような内容のよさもさることながら、生徒達がとってもお利口さんだったのが、嬉しかったです。 生徒達がきっちり時間を守り、一つ一つの活動にしっかり取り組んでくれたお陰で、予定時間より早くことが進み、時間を前倒しにすることが何度もありました。 結果、生徒達もゆっくりすることができたため、初日に体調の変化を訴えていた生徒も、体調を悪化させることなく、最終日まで全員元気に全ての活動に参加することができました。 また、学年主任の方針で、トランプなどの遊具は持ってこないように言っていたのですが、これも結果的によかった! 「そんなものに頼らず、親睦を深めよう」ということだったのですが、その狙いがあたり、バスの中でのカラオケも全員で盛り上がるし(いつの間にかコーラスもついていた)、男子の宿では「吟じあい」という遊びが生まれていたようで、バスの中で延々やっていたし(エロだったらどうしようかと思いましたが単に例の芸人のネタの節に合わせてなんか言う、という程度の遊びでした)親睦を深めるのに大いに役に立ちました。 3年前にも感じましたが、修学旅行って、本当に生徒同士も、生徒と教師も、仲良くなれますね~。 これから様々な行事にも、修学旅行で生まれた一体感で取り組めると思うと、ワクワクします。 3年生の担任は面白いなあ 修学旅行が終わって2日経った今、まだ疲れにやられている私ですが、この土日でしっかり蘇生して、月曜日からも頑張りたいと思います お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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