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カテゴリ:お仕事
今日は修了式でした。明日から春休みです。
といっても、私は転勤に向けて後片付けと仕事の引き継ぎに追われて、休める日はなさそうですが 転勤先も、無事決まりました。 「一人で担任できる」「国語の先輩の先生がいる」「できれば吹奏楽部に携わりたい」という、私の希望がほぼかなえられそうな転勤先。 超小規模校である現任校から、市内有数のマンモス校へ移るということも、「経験値を上げたい」と思っている私にとっては、大変ありがたい。 先日、校長先生との面談に行ってきたのですが、私が図書室担当だったこと、司書教諭の資格を持っていることをお伝えすると、大変喜んでいただき、「うちでも是非図書室の担当になってもらいたい」と言っていただきました。 今の学校で、手探りでやってきた図書室の仕事。 図書室運営に関する専門の知識をお持ちの方がいらっしゃらなかったので、司書教諭講習で学んだことをそのまま反映させつつ、蔵書計画や配架計画を立ててきました。 まだまだ拙い図書室運営ではあるけれど、その経験が、新しい職場でも活かせることが、なんだかとても嬉しかったです。 修了式を終えた今日、今春で定年退職される先生を囲む会を行いました。 同じ学年所属の教員だけの、5人というこじんまりとした集まりでした。 プレゼントはかさばるので、明日ご自宅に届くよう手配をして、今日は「目録」をお渡ししました。 普通は、和紙に筆文字で書くべきものですが、今日の主役の先生のかわいらしいキャラに合わせて、カードに花のフレーム付きで印刷をし、リボンをかけて贈呈。 「思いっきりかわいくしてください」とお願いして作ってもらった、赤やピンクの花だらけの花束も、涙を流して受け取ってくださいました。 38年という教員生活をもうすぐ終えられる先生のお話を聞きながら、「私もあと1週間でこの職場を去るんだなあ」という実感が少しずつ湧いてきました。 あっという間の5年間。 その間、「自分なんてまだまだ」という気持ちに追い立てられるようにしてきたけれど、今振り返ってみると、5年分の厚みを持った「財産」が、自分の中にも築かれているのを感じます。 この5年を通して、もっと子供達のことを愛せるようになったし、もっとこの仕事の面白さを知りました。 10年、20年経ったら、何が見えてくるんだろう。定年退職の時には、何を思うんだろう。 その頃には、この仕事の奥深さを体現できる教師になれていたらいいな。 「囲む会」が終わったあと、仲良しの後輩と二人になったとき、「もうすぐ先生がいなくなるなんて信じられないです…」としみじみ言われると、なんだかぐっと来てしまって、危うく目が潤みかけましたが、こらえました。 まだ一週間はこの職場の人間。仕事はたっぷりあるし、泣くのはまだ早いのだ! 去り難い、と思わせてもらえるのは、共に働く仲間に恵まれたから。 そのことに心から感謝しつつ、「旅立ち」に向かっての準備をしていきたいと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年03月25日 00時05分00秒
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