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カテゴリ:お仕事
昨年1年間で、改めて、「国語を教える」ことについて、いろいろ考えさせられました。
一生懸命勉強していても、成績を伸ばすのが難しい、と生徒に思われている「国語」。 確かに、成績が学年でトップクラスの生徒でも、作文を書かせると「あれ??」ということがよくありました。 受験対策だけしていればいいのなら、減点されない作文さえ書ければ、問題はないのかもしれない。 でも、学校は塾ではない。 生徒が、生涯に渡って、「学ぶ」ことができるよう、そのための力をつけることが目的のはず。 そう考えると、やはり「読書指導」の必要性に行き着くのです。 自分で知識や感動を求めて、文章を読み、理解する力は、一生の宝になるはず。 昨年度は、あまりできなかったので、1年生担当の今、何かしようと思い、手にとったのがこちらの本。 【送料無料】読書生活者を育てる 随分前に購入した教育書です。 この中にある、毎時間授業の最初に朗読をしていた先生の実践を参考に、私も読み聞かせをすることにしました。 生徒が、まだ小学校の雰囲気を持っているうちに始めたら、抵抗なく受け入れるだろうし、聞く力もつけられるかなあ、と思ったからです。 今日の時点で、読み聞かせをしたのはこの二冊。 大型絵本【まとめ買いで最大15倍!5月15日23:59まで】ギルガメシュ王ものがたり/ルドミラ・ゼーマン/松野正子 【送料無料】きまぐれロボット改版 『ギルガメシュ王~』の方は、随分前に、斎藤孝さんの「読書力」の中で絶賛されたことから興味を持ち、購入したものです。とっかかりは絵本がいいかと思い、この本からスタート。 『きまぐれロボット』は、「星新一作品の中で、子どもに読み聞かせてもいいもの」という観点でチョイスしました(笑)ショートショートは、読み聞かせにいいですね。キリが良くて。 今のところは、話の筋がわかりやすいもの、ということに重点を置いていますが、そのうち、微妙な心の動きを表現した作品にも挑戦してみたい。 集英社文庫【まとめ買いで最大15倍!5月15日23:59まで】お父さんのバックドロップ/中島らも 『読書生活者~』の中でおすすめされていた本。ちょっと頼りないお父さんを描いていて、笑いあり、涙ありでした。親子げんかの場面を読む練習を家でしていたけど、大声だしたら近所迷惑だと気づいてやめました 【送料無料】卵の緒 これもおススメ本の一つ。お母さんが、主人公の少年への愛情を口にする場面で、泣かずに読めるか心配 【送料無料】きよしこ これもおススメ本にあって、読んでみました。吃音の少年が主人公。 心の葛藤、複雑な感情。人間の心は簡単に割り切れない、ということが伝えられたらいいな。 重松作品は、他にも「ビタミンF」とか「エイジ」とかも読んでみたい。 【送料無料】ぎぶそん これは、前任校で、何人かの生徒が「よかった」と言っていたので、私も読んでみたものです。 ギターに憧れて、バンド活動を始める中学生が主人公。読み聞かせに向いてるかどうか、もう一度手に取って確認してみようと思います。よかったら、主人公が憧れたガンズ&ローゼズの曲を聴かせてみるのもいいかも(笑) いざ実践しようと思って、いろいろ本を物色していると、読書嫌いな生徒はもちろん、読書好きな生徒が、普段読まない作品を手にとるきっかけになるかも、とワクワクしてきました。 「朗読教室」の成果も活かせる まだ始めて数回ですが、生徒たちが「今日は朗読ないの?」とか「何の話なん?」とか聞いてくれるところを見ると、楽しみにしてくれているようです。 いずれは、自主的な読書活動につなげることができるように、頑張ります お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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