カテゴリ:パリで(安く)映画!
ずいぶん前に書いていた「パリで映画を安く観る方法」の続きです。 (ええ、今日もストですからね・・・・。 ふだんできる事ができない代わりに、ふだん手がまわらない事ができちゃうんです・・・・。) 私達夫婦はもう何年も前から、先日(10月25日前後)の日記に登場した「日本文化会館」で行われる映画祭をチェックし、できる範囲で通っています。 珍しい映画を観る絶好の機会ですもんね。 私はともかく主人は大体の場合毎日通うので、館内の人達に顔と名前を覚えられてしまっています。 なにしろ、2004年か2005年の終わり頃に受付の人達が総入れ替えになったのですが、その時の人達と仲の良かった(?)夫は、彼女達にお別れのチョコレートを持っていったみたいだし。 (実は私達が共通の友人の紹介で知り合ったのは日本文化会館の入り口ホールだったのだから笑えます。) さて、話が思いっきり反れましたが、この日本文化会館は半官半民なだけあって、映画の入場料がとっても安いのです。 一般の人が4ユーロ、会員や学生さんetcはたったの3ユーロ! 駅から徒歩2分の場所にあり、地下にある大上映室はその名の通り広くて、座席と座席の間の段差もばっちりで申し分ないのに、これは見逃せません。 (注: たま~に使われている小さい方の上映室はイマイチですが。) 蛇足ですが、3階にある図書館は小さいながらも眺めがよく最新の雑誌なども置いてあるのでついでに寄るのもおすすめです。 私達が今年の8月末に大変遅ればせながら「発見」した新しいシネマテーク・フランセーズもこれまたおトク! 一回券は6ユーロで民間の映画館よりは安いものの、移転前に比べると(確か)値上がりした感じ。 でもたくさん観れば観るほど安くなる様に「7回観られる30ユーロのカード」や「年間120ユーロで観放題」など、いくつかのパックが用意されているのです。 もしもシネマテークがもう少し近かったら、私も絶対に年間契約していたんだけどな~。 両館とも珍しいフィルムを取り寄せての上映が多いため、時々質の悪いものを観るハメになる事もあります。 私が今までに観た中で一番ひどかったのが市川崑の「細雪」(1983)です。 なんとこの映画、途中で何度かフィルムが切れたのです! 続きを待つ間客席には明かりがついていた様な気がします。 私は何度も友人と顔を合わせ「困ったね」という表情を投げ合っていたのを覚えていますから。 (遂には喋っていたかもしれません。) 確か英語字幕入りだったと思うのですが、きっと世界のあちこちを回って来たフィルムだったのでしょうね。 ・・・とまぁ、たまにハプニングはありますがそれも仕方ない。 ここまでひどいのはこの時だけだったし、古い映画を観る以上こういったアクシデントは民間の映画館でだって(ごくたまにですが)あるのです。 日本文化会館もシネマテークも、作品の保存状態がよくない時はチケット売り場(日本文化会館の場合)か、ホール(シネマテークの場合)にその旨を警告しているので、画質などの悪い映画を避けたい人は、逐一チェックする様にしましょうね。 ちなみに私は韓国映画を観ないのでよくは知らないのだけど、トロカデロからそう遠くないところに韓国の文化会館があって時々、安い入場料(それともタダだったかも?)で映画をみせてくれるそうです。 きっとどこの国の文化会館でもそうなのでしょうね。 パリは首都だけど小さな町で、面積は山手線の内側くらいと言われています。 それだけ移動も便利なはずなので、色々回ってみても面白いかもしれませんね。 日本文化会館のHP http://www.mcjp.asso.fr/cadrgen.html シネマテーク・フランセーズのHP http://www.cinematheque.fr/fr/la-cinematheque-francaise.html (上の写真はシネマテークの入り口のホールの写真です。) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.11.17 23:16:32
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