カテゴリ:グルマン達の外食
今から10年半前の確か2月、親友と卒業旅行(のつもり、私は。)でパリとウィーンを旅行しました。 その時色々とチェックしていた友人が連れて来てくれたのが、「バルザール」というブラッスリー。 何を食べたのかはほとんど覚えていないけれど店内が清潔で気持ちよく、食べ物が美味しかった事がずっと記憶に残っていました。
それからこの「バルザール」を意図的に探す事はなかったのですが、このお店実は、私とディノがよく映画を見に行く「ルフレ・メディスィス・ロゴス」や「フィルモテック・カルティエ・ラタン」という映画館から徒歩1・2分のところにあったのです。 先月の日曜「赤い風船」を観たついでにお昼を食べたいと思って向かってみたら、なんと 「予約で満席です」 と言われてしまいました。 ええっ!それなりに有名なところだと知ってはいたけれど、そこまで人気があったなんて! こういう事があると、余計に入りたくなってしまいます。 そこで、先日F.コッポラの最新作を観るついでにリベンジで夕食に行ってきました。
ディノに予約してもらったお店に入ると、正面の上の方にある鏡が目に飛び込んできます。 この鏡、10年半前もあったっけ?
黄色っぽい光はなんとなくイメージ通りですが、あまり思い出せません。 (時間帯も違うしね。)
「バルザール」はこの日もなかなかの混み具合。 でも月曜という事もあってか、空席も幾つかあります。
店内が綺麗なのでどちらかというと「レストラン」の様な気もしましたが、狭い座席に座っている人々の声が響き合う様子や店員さんがすごくテキパキしているあたりを見ていると、やっぱり「ブラッスリー」っぽいかなと思いました。 (レストランとブラッスリーの違いってなんでしたっけ?) お客さんはお洒落な人からそうでない人まで、ちょうどいい具合に様々です。
この日は急いでいた(&エクレアなどのおやつを食べすぎてお腹が変な感じだった)ので前菜を飛ばし、メインとデザートのみを頼みました。 写真手前が私のオーダーした「foie de veau poele(牛レバー焼き)」、奥がディノの「bar cuit dans sa sauce au vin rouge(スズキの赤ワインソース和え)」です。 (*注 メモをとってきた訳ではないのでこれが正しい料理名だったという強い自信はありませんが、確かこんな名前でした。) 本当のところ、実物はこの写真よりも何十倍も美味しそうだったんです。 撮影した瞬間、 「写りがよくないから撮り直さなきゃ」 と思ったのに、食欲に負けてそのまま食べはじめてしまった私・・・・。 仔牛のレバーは日本でよくある「煮込み」とは違ってクセがなくてジューシー、ディノの適度に柔らかいスズキも赤ワインのソースが意外にも合っていました。
この後デザートに頼んだババロアも、食後のコーヒー(パウンドケーキがついてきた)も「さすがバルザール!」という感じ。 しょっちゅう来るのは無理だけどこれからはできるだけ来たいね、とディノと言いつつお店を後にしました。
********** Brasserie Balzar(ブラッスリー・バルザール) 49, rue des Ecoles 75005 Paris Tel 01 43 54 13 67 (要予約?) 年中無休 最寄り駅:Cluny la Sorbonneなど お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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