テーマ:最近観た映画。(39833)
カテゴリ:その他の映画('60&'70)
新年に入ってから映画を観ていなかった私は、 「今年の初映画は何かな?」 とずっと楽しみにしていました。 それが急にノルマンディーに帰省する事が決まり、その後これまた急に 義母が緊急入院する事になったので意外や意外、今年の初映画はテレビ放映された 聞いた事もない作品になってしまいました。 ウルフ・リラ監督の「未知空間の恐怖/光る目」(1960)です。 主人と、実家の居間のテレビの前に座っていたら「Cinéma de minuit(=真夜中の映画館)」が 始まりました。 この番組は日本でいう「日曜洋画劇場」の様な感じで、毎週日曜に何かしらの映画を 紹介してくれるのです。 ただ「日曜洋画劇場」と少し違うのは放送時間が遅く、また、クラシックになりつつある 少し古い作品ばかりを吹き替え版なしの字幕版のみで取り上げている事でしょうか。 映画が始まったので予備知識もないままなんとなく観出したら、冒頭の村人全員&動物全てが 意識を失っているという、なんとなく筒井康隆の初期短編を思わせる展開に引き込まれました。 その後はジョージ・サンダースとバーバラ・シェリーの仲睦まじい夫婦を微笑ましく思いつつ 観ていたのに、途中からSF風味の入った映画だと気づいてびっくりしたり、 映画の終わり方が予想外だったりで、見応えを感じました。 美しい白黒の画面に光る子供達の目が印象的で・・・カラーでリメイクもされた様ですが、 こちらはどうなのでしょうね。 調べてみたらリメイク版ではラストが違うそうなので気になります。 (このポスター、見た事あるなぁ。) SF系の映画はややこしいというイメージがあって滅多に見ないのですが、この作品では 「謎」は謎のまま解かれずに終わってしまうので(一応「推測」はされますが) 逆に分かりやすかったし、私があまり好んでいない特撮も控えめで (いかにも「宇宙人」の格好をした生物などは一切出てこないし)見やすかったです。 新年初映画にふさわしいかどうかと考えると答えは「ノー」ですが、先入観なしに この作品と出会えたのはとてもラッキーでした。 また、この映画を観たのは義母が緊急入院してから48時間経ったあと。 義母の様態が少し落ち着いてきて、ようやく皆がほっとしだしたところでした。 この映画にはかなりハラハラドキドキさせられるのですが、おかげで目の前にある心配な事態を 一時忘れる事が出来てストレス解消になりました。 「いや~、映画って、本当に素晴らしいですねぇ(だったっけ?)」 と、思わず言ってみたくなった 参加してみる事にしました。 応援クリックしていただけると嬉しいです。 人気ブログランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008.04.23 22:37:20
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