テーマ:今日のワイン(6040)
カテゴリ:グルマン達の食卓
ディノの実家には食べ物といい飲み物といい、いつも超大量の買い置きがあります。 なので滞在中は図々しくも、その中から毎晩少しずつ(?)ワインをいただいていました。 どれを開けたらいいのか分からないのでボトルが空になる度に新しいものをディノに 探してもらってきていましたが、その中で飛びぬけて美味しかったのが、 ちょっと贅沢して開けた1998年のジュリエナ(Juliénas=写真)です。 (今まで知らなかった銘柄ですが、日本では「ジュリエナス」とも言うみたいですね。) 10年前のワインなんてふだん飲む機会がないので期待してグラスに顔を近づけてみたら、 強い香りが漂ってきました。 でも、決して濃厚な訳ではありません。 待ちきれずに飲んでみると・・・フルーティーで美味しいぃぃ・・・。 味は濃いのに重くなく、安物のはずれワインにありがちないかにも 「アルコールが入っていま~す!」 と叫ばんばかりの強引さが一切ないのです。 そう、口に飛び込んでくる強い風味はうまみ成分100%で構成されていました。 どうしてこんなに素晴らしいのかしら。 やっぱり10年という歴史によるものなのかしら? (とはいえ、義母はワインをカーブに保存していた訳ではないので、好条件に 置かれていた訳でもないのですが。) 1人延々と考え、これからは自分の家のカーブにもワインを貯蔵してみようかななんて 思ってしまった私。 ところが、です。 ディノはジュリエナの美味しさと私の感激ぶりに喜んで、翌々日も同じ製造元の 1999年産ジゴンダス(Gigondas)を持ってきてくれました。 私としては義母が長期保存していたものを2本も開けるのは気が咎めたのですが、 強く勧められて期待して飲んでみたら・・・・がっかり! もうよくは覚えていないけれどジュリエナとは反対に、ワインの悪いところが ピックアップされている様に感じられたのです。 長期間熟成したものでも口に合わないものは合わないんですね。 (当たり前だけど。) ジュリエナもジゴンダスも聞いた事のない名前なので調べてみたら、 ジュリエナはボジョレー、つまり私達の大好きなブルイイ、サン・タムール、 それから私が密かに気に入っているモルゴンの仲間だと分かりました。(なるほど!) ジゴンダスはコート・デュ・ローヌなんですね。 この両ワインを造ったレ・プティ・フィス・ド・ブノワ・ラフォン(Les Petits-fils de Benoît Lafont=ブノワ・ラフォンの孫達)、ラインナップが多彩で義母の貯蔵庫には色々な銘柄がありました。 数日してから宣伝の手紙が郵送で届いたので分かったのですが、どうやらここは通販で 売っているみたいです。 (義母は通販大好き。毎日4通はダイレクトメールが来ます・・・。) 残念ながらサイトはないのですが、このレ・プティ・フィス・ド・ブノワ・ラフォンについてごく簡単に説明しているページをリンクしておきますね。 追記(というか、いつか自分が買う時用のメモ) Les Petits-fils de Benoit Lafontの住所: Les Petits-fils de Benoit Lafont 69430 Quincie-en-Beaujolais FRANCE tel: 04 74 69 09 76 mail:armelle@benoitlafont.fr 投票(をクリック)していただけると、嬉しいです。 人気ブログランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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