テーマ:最近観た映画。(40112)
カテゴリ:アメリカ映画(~1959年)
小学生ぐらいの頃、東京の映画館で観た様な気がするディズニーの『ファンタジア』。 クラシックの名曲に合わせて様々なキャラクターが動いたりダンスしたりする 台詞のない名作だと、大人になってから再確認してそのままになっていたのですが、 つい先日までパリでリバイバル上映されていたので観てきました。 私が覚えていたのは チャイコフスキーの「くるみ割り人形」の中の一作「花のワルツ」に合わせて舞う花の映像と ポール・デュカスの「魔法使いの弟子」を体現するミッキーだけ。 「他に何があったっけ?」 なんて思いながら観ていたら、やっぱりその2つ以外にもたくさんの曲目がありました。 でも今回も1番気に入ったのはやっぱり、最初の方に出てくる 「くるみ割り人形」(「花のワルツ」以外にも、第二幕の曲がたくさん使われていました)と 「魔法使いの弟子」かな。 その他の曲も、各キャラクターが曲にぴったりとあった動作をしていて、 どうやって1940年にこの様な映画を製作したのか本当に不思議です。 ・・・まさに神業と言っていいでしょう。 私は最近のディズニー作品には(たぶん)ついていけなくて、 でも「白雪姫」とか「アリス」、「ダンボ」、「シンデレラ」、「わんわん物語」、それから 「おしゃれキャット」の様にディズニー本人が製作した(んですよね?)アニメは 大好きという、頑固そうな感じの人間です。 このあたりのアニメーションには感心する事の方が多く、古臭さは滅多に感じませんでした。 (アリスのふくらはぎが近くで見ると意外に太かったのに、1番時代を感じましたが・・。 この時代は「ダイエット志向」が低かったのでしょうね。) でもなぜかこの『ファンタジア』にはいつになく昔臭さを感じてしまったのだけが 残念でした・・・上記のアニメーションを今観直したら、同じ事を思うのかしら? それとも私は、幼い頃に観た「ファンタジア」を理想化しすぎちゃっていたのかな? 上記の「くるみ割り人形」と「魔法使いの弟子」の他に、ポンキエッリの「時の踊り」も 個人的にはツボでした。 だって、 「あれ?ダチョウがバレーシューズ履いて踊ってる」 なんて思いながら見ていたら、次にはゾウが、そしてなんとその次にはスカートまで履いたカバが 出てくるんだもの! ディズニーに、カバにクラシック・バレエをさせるだけのナンセンスさがあるなんて 知らなかった しかもその後に登場するのはワニだし・・・最初のダチョウはいいとしても、その他の動物は 明らかにバレエに向いてないと思う・・・。 でもそれを面白おかしく、かつ華麗(?)に躍らせちゃうんだから、 やっぱりディズニーは偉大ですね。 一心にカバちゃん達を見つめながら、笑いを堪えていた私でした。 ランキングに参加しています。 投票(をクリック)していただけると、嬉しいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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