テーマ:洋楽(3357)
カテゴリ:アメリカ映画(今世紀)
かつては『ワン・プラス・ワン』(1968)でゴダールによってフィルムに収められたストーンズ。 (我が家にDVDがあるものの、私は未見。) 今度はマーティン・スコセッシが『シャイン・ア・ライト』にて彼らを撮影されました。 ちょっと前の事ですが、4月24日に観てきたので感想と日記半々で書いておきます。 私がこの作品を観にいったのは主人がストーンズのファンだから。 1度鑑賞してきた彼が 「もう1回観たいから付き合って」 と言うので、それなりにストーンズが好きなつもりの私も一緒に出かけました。 「マーチン・スコセッシがストーンズの映画を撮った」という予備知識しかないままに・・・。 それはこの映画が封切りされてまだ第二週目の木曜日(つまり封切りから9日目)の最終の回。 開始ぎりぎりに大画面が素晴らしいマックス・ランデール・パノラマに着き (日本式に言った場合の)2階「メザニヌ」に上がると、ここはやっぱり人気のある階なのか 人で一杯でした。 私達はちょっとためらった後、今まで登った事のないもう1つ上の階に上がる事に。 着いてびっくり、こちらはガラガラです。 思いっきり隅っこの方に年配のカップルが1組座っているだけ。ラッキー!! (1列目は目の前の柵が邪魔で字幕が読みづらいので)2列目の真ん中に座り、スタンバイ完了! 少し始まってしまった映画を一生懸命追い始めます。 まずは、コンサート前の様子が写されていました。 撮影法について1人思いをめぐらしているスコセッシは コンサートが近づいているのにいまだ曲目が分からず怒ったりしていて、それがなんとも笑えます。 (ちょっとだけウディ・アレン風味?) それに対して 「マーティンには1時間前に教えるつもり」 なんて応じているミック・ジャガー・・・いかにもだけど、このくだりが面白かったです。 こんな感じにバックステージの見られる映画の最初の部分が楽しくて続きに期待させられたけど、 いざコンサートが始まってしまうともうほとんどずーーーっとその場面が続くので ストーンズの曲目をあまり知らない私にはちょっと退屈な感じもしました。 予備知識なしに観に来てしまったけど、本っ当にコンサート映像がメインの映画なんですね・・・。 個人的には途中のあちらこちらに挿入されていた過去のインタビューが興味深かったのですが、 コンサートの流れを壊さない為なのでしょう、私が望むほどは見せてもらえませんでした。 スコセッシとの絡みもエピソード的な事も少ないのが私にはちょっと期待はずれだったけど コンサートシーンも主人に言わせるとよく撮れているらしいし(当たり前と当たり前だけど) 本当のファンにはたまらない映画なのだろうなと思いました。 (ちなみに主人はと言えば、過去のインタビュー映像について 「日本でのインタビューなんかはもちろん別だけど、大抵は見た事のあるものばかりだったよ」 と言ってました。すごっ!) それにもちろん、60を過ぎても若者なみに歌い踊るミック・ジャガーはかっこよく、 見ていて爽快でしたよ。 (すみません・・・。 ただのミーハーなのでいつも、他の3人よりもとにかくミックに目をさらわれている私です。) ここからは映画の感想ではなく日記なのですが・・・ 前述の通り、3階フロア(フランス人的には「2階」フロア)をほぼ独り占め状態だった私達。 ストーンズの大ファンで曲もたぶん全部知っているのだろう私の主人は 最初座ったままノリノリで踊っていたけれど、 途中から立ち上がって客席の間を横移動しながら暴れてました・・・。 途中から結構飛び跳ね出したのでつい、 「(下の階に)落ちないでね」 という言葉が出てしまったくらい。 私も周りに人が居ないのをいい事に気分がノッた時には映画の中の観客達と一緒に 拍手したりしていたけれど、主人が普通の声で歌い始めた時にはさすがに 「やめたら?」 と言っておきました。 あの野太い声が万一誰かに聞こえたら大迷惑ですからね。 主人はそれからも動いて動いて汗かいて(!)いいダイエットしてました。 (本気で踊る主人の画像をアップできないのが残念ですが、あの人のコミカルさは この日記の下の方の写真で少し伝わると思いますので、暇な方はご覧ください・・・。) という訳で実は、映画館ではミックと夫を交互に見ていた私。 最後には主人につられ、私まで立ち上がってしまった・・・あー、おかしかった! コンサートシーンがとにかくメインなので真正ファンでないと退屈を感じてしまう瞬間が あるのも否めないけど(私には、主人が多数所有しているビデオ&DVDで十分かも・・)、 行けて良かったと思ってます。 ランキングに参加しています。 投票(をクリック)していただけると、嬉しいです。 こちらでフランスでの予告編が見れます♪ (オリジナルに字幕がついているものです。) http://www.allocine.fr/video/player_gen_cmedia=18808578&cfilm=128451.html コンサートシーンとそれ以外のシーンの比率がこの予告編と同じくらいだったら もっと楽しめたのに・・・なんて思うのは邪道かな? でもやっぱり(!)スコセッシとの交流とか、彼ならではの観点とか、もっと見たかったです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008.05.07 06:59:07
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