映画大好き夫婦のパリ新婚日記

今年の８月７日の夕方は、お天気雨が降りました。



（この写真《特に上部》を点描画の様に見せている粒の正体は、雨です。）




この日で、ブログを付け出して１年経ちました。

どうして去年の今頃に書き始めたのかと言うともちろんヒマだったからなんだけど、
ようやくフランスと前向きにお付き合いできる様になってきたからだとも思う。

４～７歳まで住んでいた、フランス。

こちらの小学校にも１年少々通った私は帰国してからもいたくマイペースで、
自分の「意志を通す」やり方がクラスのみんなと違っているのに気づくのに
１年以上かかってしまった。

このままじゃいけないと意識して周りとある程度足並みを揃える事を覚えて、
社会人になる頃にはある部分がとても日本人らしくなっていたと思う。

（もちろん、相変わらずマイペースな部分もあるけれど。）




２６歳からフランス留学を開始した理由の１つは、
幼い私の人格にそんなにも影響を与えたこの国をもう１度見てみたかったから。

でもその時は１・２年の留学で切り上げるつもりだったので、
「もう絶対、自分の性格も生き方もフランスには合わせない！！
もう自分を変えたりなんかしない！！」
という強い気持ちがあった。

そう決めておかないと帰国後にまた困るのではないかと言う不安があったし、
やっぱり意地になっていた部分もあったから。




なのに人生とは分からないもので、フランス人のディノと結婚した為
これからもフランスに住み続ける事になってしまった。

心の中には日本でもう１度暮らしたいという気持ちがあったので、結婚前も結婚後も
相手が「フランス人」なのがネックに思われた事もあった。

どちらの国にもいいところもあれば悪いところもあって、
簡単に「どっちがいい」なんて言い切れないはずなのに・・・理屈だけでは割り切れなくて。




だけど去年頃から、フランスに対して肩の力が抜けてきた。

おおざっぱで乱雑なのが許せないと思っていたけどそれに救われた事もあったし、
不便な様で居て住みやすい点もたくさんあるから。

「旅行でなら訪れたいけど、長年暮らしたくはない」
としか思えなかったフランスでやっていく自信ができてきたのだ。




・・・あーあ。

日本の事にはまただんだん疎くなっているんだろうけど、しょうがないよね。

これからもいいところも悪いところも含めて、フランスを発見していきたいと思います。




これは、１番上の写真から２時間経過したパリ（９時少し前）です。



こうして見ると強い日差しと夕暮れの作る影、晴れの部分と曇りの部分など、
明るさと暗さが見事に混じっていますね。

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