テーマ:最近観た映画。(40112)
カテゴリ:日本映画(~1959年)
Reflet Medicisで日本映画特集があったのでこれ幸いとばかりに、 溝口健二の作品を立て続けに観てきました。 まずは若き山田五十鈴主演の『マリヤのお雪』から。 この時代の特徴なのかどうなのか(不勉強なので分かりません)、 カメラはパンせず、ただあちこちへと位置を変えるだけ。 こまめに切り替わるカメラアングルのおかげ(せい?)で、 紙芝居を見ている様な感じがありました。 そして、モーパッサンの『脂肪の塊』が原作と知っているせいか 道端で草を食む馬の映っている画面では欧米映画を観ている気分に。 (もしかしたらただ単に、日本人が視界に入らないというだけの理由かも???) クラシック音楽が多く流れたのも西洋を意識してのものかと思ったけど、 実はこの後観た『虞美人草』も『折鶴お千』(どちらも同年)でも この傾向は見られたのでした。 進行(台詞回しなど)がやたらゆっくりなのもこの時代の映画の傾向なのかな、 それともこの頃の日本人は今よりも悠長だったのかな、なんて考えつつも (会話に対してだけ)せっかちな性格の私でも退屈せずに観れたので良かったです。 さすがこの時はまだ若くても、世界のミゾグチ!! ランキングに参加しています。 投票(をクリック)していただけると、嬉しいです。 写真は帰りがけに見たアレクサンドル三世橋です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008.08.16 01:01:02
コメント(0) | コメントを書く
[日本映画(~1959年)] カテゴリの最新記事
|
|