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 densuke369@ Re:同様の事件・子供の「仲良し」同士に要注意!(06/20) これが、真相かもしれないですよ。でも作…
 alex99@ Re:悲しい母の日(05/14) う~~ん。 日本人の男性とか、アメリ…

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April 10, 2007
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イースターウィークエンドだったので、今はDCに引っ越した元同僚のポーランド人のLudwikaが実家に戻る為フィラデルフィアにやってきた。丁度その日、同僚で親友でもあるJosephが友人のタパス(スペインの居酒屋料理みたいなもの)レストランでパーティーを開くことになっていたので彼女も来ることになった。フィラデルフィアのレストランは最近すべて禁煙になったので子供も安心して連れて行ける。私は旦那とゆーゆーと、そしてゆーゆーのお気に入りのトーマスのミニチュア達を連れてそのバーに向かった。

4月を過ぎたというのにその日は雪がちらちらと舞い随分と寒い日だったけれども、バーには既に沢山の人がいて熱気で温度は高く感じられた。旦那は過去の仕事の都合上、こういうパーティーに来たのはとても少ないのだが今回仕事が変わって初めて土曜日が休日になったので来ることができた。私とゆーゆーがここに着たのは既に4回目ぐらいで、いつも二人でジュースを飲んで、タパスを数品頼んで分けて食べている。ここに来る時は必ずJosephと友人達と一緒なのでゆーゆーは皆にかわいがられて私の手元にはそのうち戻ってこなくなり、私はゆっくり友人達と会話をする。子連れのお出かけだが意外にゆっくりできるもんである。

久しぶりに会ったLudwikaは幸せそうだった。長年付き合ってきた彼とついに婚約したのだ。Finally、という言葉がぴったりだ。一回別れたこともあったし、結婚の話がでそうになる度に、お互いの仕事や進路、家族が亡くなったりとあまりにもばたばたしていて話が立ち消えた。進路のことで別れを決断しなければならなくて悲しんでいる彼女を励ましてきたし、職場を辞める時も次の彼女のステップを心から喜んで応援してきた。だから、彼女の指の大きなダイヤはひときわ輝いていて見えて、それを見ている私も幸せにした。

プロポーズの時の話とかまた新たな進路のこととか(彼女はGeorge Washingtou Universityの外交政策学科で修士を獲得して、新たにLaw Schoolに行こうとしている超エリートで、さらに超美人である)、過去1年に私に起こったこととか職場で今起こっていることとかそんなことを話しているうちに、彼女はふと「もしフィラデルフィアに家族と友達が住んでいなければ、こんな街は絶対私は戻ってこない」と口にした。

その感想に私は思わず頷いてしまった。ここに住んで9年になるが落ち着いたらこの町を出て行きたいという気持ちは私の中で全く変わっていないのだ。他の州を訪ねれば訪ねるほど、その気持ちは強くなっていく。彼女は今DCにいるからなおさら実感しているのだろう。

「あのさ、あれだよね。シカゴとか他のところに行くと、綺麗で、整理されていて、そして何よりも人々が親切なんだよね。」
「そうそう。DCにはね、世界中の人が集まっていて、皆、親切に受け入れてくれるのよね。大きな街ってそういうのいいよね。」
「フィラデルフィアってさ…標準的な人に接する態度ができてないっていうか…だよね?」
「そう、それ。」

フィラデルフィアはアメリカで一番古い街であるが為、建物がとにかく古い。古いのは良いのだ、もしきちんと整備してあるのならば。しかしこの街は違う。何もかもが雑なのだ。道路も歩道もぼこぼこだし、街はゴミだらけ、人々の接客態度は横柄で「感謝」ということすら知らないと思ったりさえする。サンフランシスコやハワイなどに行くと、道をちょっと迷ったりしても誰かがやってきて「大丈夫?」と聞くのは普通だったりするが、フィラデルフィアでそれをやると金をせびっているように思われるし、逆にせびられたりするのではないかと不安になるのだ。

今は親切で素敵な友達が沢山出来たし、人を知っているから住むことが出来るけれども、何も知らないでくるにはあまりにも冷たい街なのだ。フィラデルフィアに似ている街としてニューヨークやラスベガス、ロンドンなんていうのを私は挙げてみたいが、違いは肌ですぐ感じ取ることが出来る。街角でちょっと立っていて笑顔でいると笑顔を返される街と、笑顔でいるとそっぽを向かれる街、そんな風に違いを述べれば分かりやすいだろうか。お金で人間関係が成り立っている街なのだ。

Ludwikaと私はデザートを頼んで、結婚式はどうするの?とか子供を産んだらどうなるのかな?とかそんなことでまた話に花を咲かせた。気付くとゆーゆーは皆にトーマスのミニチュアを渡して、バーの高いテーブルの下をうろうろし始めたので、あ、彼、疲れてきた、と感じて荷物をまとめることにした。早く着たから彼が寝るまで時間はあったが、こういう場所は2時間が限度である。またいつ会えるか分からないのでLudwikaとしっかりハグをして大切にお別れをして、連れと共にその場を去った。





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Last updated  April 10, 2007 12:32:49 AM
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