季節仕事その2
13年まえから、野草で生酵素を作っている。春はエネルギーに満ちた野草や木々の柔らかい新芽葉、秋は根菜や果物、キノコ類など、材料は自然界で手に入るもの。13年前の初体験では、徳島県の山裾の古民家に師匠を訪ねて、酵素の仕込み体験をした。車に大きなポリ容器を積んで2人の友人との3人日帰りの旅。以後は毎年、野草摘みを師匠にお願いして送ってもらっている。宅配便で届いた5キロ分の野草は既に細かく刻んであるので有り難い。 仕込みは5キロ分の野草に白砂糖 5,5キロを使う。これは発酵のため の約束ごと。 野草→砂糖→粉末昆布を何度も重ねて漬け込んでいく。 最後は砂糖で覆っておく。 翌日からは毎日1回、手で混ぜ混ぜ する。 "自分の皮膚の常在菌を入れること が大切です" と師匠から教わった。 世界にひとつ、オリジナルブラン ドの酵素液をめざす。 1週間、混ぜ続けると発酵が進んで 液がどんどん滲み出してタプタプ してくる。 1週間後、大きな笊で液を漉す。 空きビンに保存。約 4リットルの 生酵素液が完成! 決して蓋をしてはならない。 常にプツプツと発酵しているので 蓋を押し上げて大噴火した失敗談 も。 アルミホイルやラップなどをかぶ せて、ツンツンと空気穴を開けて おく。 20CCほどの酵素液を水で薄めた り、炭酸で薄めたり。 甘いのでレモンや黒酢なども加え るととてもおいしい。 ドレッシングにも加えたり。 飲むことで何かが変わったか? それはわからない。 師匠の話でおぼえているのは、 《 私たちの体の中では常に さまざまな化学反応が起こって いる。 食べ物を消化して栄養にしたり、 息をしたり、音を聞いたり走った り傷を治したりと、酵素は一切の 生命活動に関わっている 》 高齢になると体内酵素は減っていく らしい。おいしく飲んで元気で ありたいものだ。 秋の酵素づくりは11月ごろかな。 秋の酵素材料はカラフルなので いまから楽しみ🥰