初春文楽
日本橋・国立文楽劇場で初春文楽を楽しみました。劇場に近づくと おめでたい のぼり旗が 出迎えてくれます。 ロビーはおめでた尽くし。 大好きな紅白の餅花 本物の鯛が にらみ合っている。〈辰〉の揮毫は壬生寺貫主の 松浦俊昭さん。ここでしか見ることができないビッグな鏡餅と伊勢海老。曽根崎心中の名文句『この世のなごり世のなごり・・』 の額。ここまでは誰でも見ることができます。文楽を見る目的でなくてもお正月気分をあじわいに立ち寄るのもいいかも。地下鉄なんば駅から千日前線で一駅日本橋下車徒歩3分。1/22までです。劇場に入ると舞台正面には定式幕の上にも鯛がいます。座席は前から10列目、床の近くなので浄瑠璃語り(太夫)と三味線がライブ感満々。人間国宝の人形遣い、吉田玉男さんが俊寛を演じます。島流しにあった俊寛の人間ドラマ 『平家 女護島 』。三味線弾きの六世鶴澤燕三さんと竹本織太夫さんの語り、玉男さんの人形が三位一体の極み。しばし 浮世を忘れた 2024年のお正月。