~僕と馬場さんの勝手な連帯~
第7回 直訴する少年・未来へ
第1040回 2008年10月17日
直訴する少年・未来へ
1998年7月24日、日本武道館で馬場元子さんに直訴する少年がいた。
「今中3です。来年中学を卒業したら全日本プロレスに入りたいのです」
「高校でアマレスをやってからにしなさい。
秋山選手や馳さんもアマレス出身だけど、アマレス出身の人ってみんな頭いいわよ。
強くなくてもいいから、巧いレスラーになりなさい。待ってるからね」
元子さんは、笑顔でやさしく諭した。
少年は高校進学に少し心が傾いた。
「やっぱりアマレスか……」
少年の名はオサム。
僕の長男である。
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~僕と馬場さんの勝手な連帯~
第7回 直訴する少年・未来へ
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