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カテゴリ:健康・美容・おしゃれ
安全な成分についての知識を深めるべく、講演会へ。
研究者の人たちが講師になる講演で、人によって内容は若干視点は異なるモノの核心部分は同じ。何度か繰り返し聞いてきたために、合成界面活性剤がどうしてダメだと言われるのかは随分理解できてきました。最初の頃は、聞く話すべてが「へー」「ほー」で、それ以降に健康や環境をテーマにしたいくつもの本を読むにつけ「あの先生が言ってたのは本当のことなのか」と確信を深めるように。もう数回足を運んでいるため、成分に関する話はおおよそ理解できるまでになり、今日はメモもほとんど取らず。 講師は医学関係者であったり化粧品や健康食品の開発研究者であったりで、仕事や経験を通じてのこぼれ話もおもしろく、今日私が同調したのは、前にもここで書いたことのある「石けん」について。 皮膚科医などは、肌トラブルのある人には「石けんがいいですよ」と勧めることがあるのだが、それは合成の界面活性剤よりはマシという意味での「石けん」ですからね、という話。そうそう、石けんというだけでなんか「安心」と勘違いするけど決してそうではないもんね。ナントカの石けんにしたって、お茶の色は着色料を使った合成品だし(成分表示のところに黄色と群青の文字があるはず。合成着色料は体にはよくないよなあ?)、何より「石けん素地」がベースになってるのってちょっと不安。これ、ナチュラルなイメージで売ってる「安心・安全」であるはずの石けんの成分を調べた時にもものすごく出てきた名前なのですが、つまりは石けんのベースになるものは既製品を使ってるってことだよね?ってことは、自分のところでは自然のものをたっぷり使ってい作っていたとしても、この石けん素地には何が入ってるかわからないし、おそらくそれは合成のもの。安心というイメージだけで信用していては、本当に肌トラブルを抱えている人にとっては何の解決策にもならないんだよなあ。 常々変だなと思っている手作り石けんのことも話題にのぼって、「手作りしたものがすべて安全かというと決してそうではない。ただ、こういうのを手作りする人は満足感が大きいものだから、決して他の人の意見を聞こうとしない」というのには会場爆笑。そうそう、わかるよー。自分たちは「だって私たち、環境に優しいことやってるの」という意識でやってるわけで「しかも、手作りだから安心よ」という自信もある。でも材料は廃油と劇薬だもんな。私はこわくて使えないし環境に優しいとはとても思えない。 そして、石けんと同じく「手作り化粧品だから安心で安全」ということにも触れ、「材料のグリセリンは使いすぎると皮脂を取りすぎるから、安全だからとたくさん使うのはどうかと」と。うーん、なるほど。保存の問題もあるものね。素人が知識もないまま作ると、返って安全でないものになってしまうという話。手作りする満足感に酔わず、きちんとした情報を得て安全にものを手に入れなければねと思ったわ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年07月05日 19時59分36秒
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