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カテゴリ:健康・美容・おしゃれ
安全で健康な生活に関する講演会に行ってきました。
今日の感想は「私たち、このまま30年待ってていいのかだろうか」ということ。 これは以前、新聞にもあったし友人からの話で私は知っていたのですが、環境省が「子どもの健康と環境に対する全国調査」を実施することになったのご存知? 最近、幼稚園や小学校で集団行動ができないなどの障がいを持つ高機能広汎性発達障害児の増加が問題になってて、うちの子の学年なんかではまだ学年に数人以下ぐらいだったのに、若い友人たちや教育現場の人から聞く話になよると今では1クラスで5,6人なんてザラなんだとか。以前は原因も対策もよくわかってなくて、脳の障害だとか遺伝だとか言われてたけど、最近よく出てくるのが「これは、化学物質などが原因ではないか?」ということ。それが真実かどうかは断言できるデータがないため、それを実証しようとしているのがこの取り組みだと思うんだよね。子どもが環境汚染に傷つきやすいということはまぎれもない事実だしね。化学物質を避けたら行動が落ち着いてきたという話しも耳にしたことがある、これもあながちウソとは思えないんよ。薬って脳や神経に影響を及ぼすものもあるでしょう?化学物質って、もともと自然界に存在しないものを作りだして吸収してるんだからそういう作用を起こさないとも限らないと、私は思うもん。 アレルギーもしかり。今、子どもがぜんそくっていう割合はぐんぐん増えてるの。四日市ぜんそくなどのように、排気ガスを吸い込んだ人たちが症状を引き起こすほどに公害問題がすごかった時代と違って、今は公害にはシビアな対策がとられてるし、確かに今は工場周辺に住む人が公害病のような訴訟を起こすなんて聞くこともなくなったでしょ。それなのにぜんそくがなくなってない(というか、増えている)ってことは、問題なのは公害じゃなくて別にありってこと。よね? 行動異常や身体的な異常、そして心の問題。ひょっとしたら?とここに焦点を当てて大規模調査をするってことは、環境省もだいたい原因の目星をつけてるからなんだよなあ、きっと。でも、胎児が生まれて12~13歳になるまでの年月にプラス、データの収集や検証やいろんなことやってたら20年30年の年月がかかってしまう。それまで「実はこの物質が原因でした」を見逃してていいのかな。 今は全成分表示になってしまったけれど、薬事法で「これ、アレルギーを引き起こすことがあるんですよ」という指定成分が明かされたのが1980年。102種類もの物質が「アレルギー引き起こすからダメ」なんじゃなくて「アレルギーあることを公開してんだから、キミらの自己判断で使ってよ」となってもう30年ですよ!でも、今、私たちがこういうことを常識的に知ってるかというと、全然。30年の間、こういう法律ですからねってことを徹底周知させないまま、化粧品や洗剤のメーカーが当たり前のように使い続けてきたんだよね(なんか企業側に立ってるよね。法律ではそうなっててもアンフェアなやり方だと思ったわ)。 あらゆる食品、化粧品、ドリンク剤なんかに入ってる「パラベン」なんて、動物実験では精子を減らす作用があることがわかってて、でも人間にそれが当てはまるのかどうかがわからないなんて言うけど、実際に子どもができない夫婦が増えてるのは……。 化学物質はグレーゾーンではあるけど確証が持てない。それを使うのか使わないかはあなた次第と言われてもなー。「それでもいいのよ」と使ってもいいけど、その人の子どもや孫は「それではよくないよ」かも。現に、いい加減な生活を続けてきた私の子どもは強度のアトピーですごい経験をしてきたよ。私はよくても子どもは苦しんだ。私自身、「知らない、知ろうとしない」ということのこわさを実感しているひとり。だから今、せめてこうした機会に学んでみたいと思ったんよね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年09月07日 21時06分04秒
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