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2010年10月25日
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脳の仕組みから自分を変えるポイントをついた本はおもしろく完読、一方でメンタルトレーナーによる精神のトレーニング本はどうも私には合わず。スポーツの世界でメンタルトレーニングが常識になっているのはわかりますが、呼吸を整えるとか意識をこう変えるとか、私には合いそうにないので途中で読むのをやめました。
新たに手を着けたのは、化学物質に関する一冊。ページを開くとすぐに眠気が襲ってくるタイプですので、昨日ベッドの中で数ページほど読んだのみ、これじゃあ「読んだ」とは言えませんね。

その数ページの冒頭で、私がこの頃感じていたことがきちんと文章になっていたので、「そうそう!!」と同調してしまいました。化学物質を避けるという生活を心がけるようになって1年半。最初は「そんな生活できるはずないじゃないの」という気持ちだったのに、意外なほどすんなりと何の障害もなく続けられているのは(そういうのはお金がかかるとか、そんな製品なんて売ってるわけないというのは間違った情報だということも思い知りましたよ)……。そして、この生活を続ければ続けるほどに、やっぱり化学合成のものに囲まれすぎの生活はおかしい、ということ。
どちらかというと、私たち世代よりエコの発想が浸透している若い人たちの方が食や生活用品についての意識が高くて、同世代より上の人たちは便利さや目先の広告などにすっかり飲まれている気がします。高度成長期が青春時代だった親世代なんてもうどっぷり化学合成品に囲まれた生活ですもんね。誰もが使っているブランドやメーカー品だと安心する世代というのもあるから、食器用洗剤は●ョイで、洗濯洗剤はア●ックで、料理にはほ●だし、除菌抗菌ということばにも弱くてファ●リーズふりかけてたら安心、みたいな(^_^;)
その点、30代までの人たちって、掃除の仕方やごはんの作り方などにおばあちゃんの知恵?!みたいなのを上手に溶け込ませているの。雑誌なんかもナチュラル志向なものが多いし、やっぱりこれまでの時代のあり方を「このままじゃ危ない」とキャッチしているのでしょう。

便利さは便利さとして、現代の生活には必要だろうとは思うのです。
ですが、わが家ではアレルギー対策として実践し始めた化学物質を避ける生活も、ほんの半世紀前まではこれが当たり前だったことを思えば、やはり人間として見直さないといけないギリギリの時代に来ているんじゃないでしょうか。便利さだとか安さだとかを追求するあまりにまたたく間に浸透してしまったのは、戦後のたったの数十年のこと。いろんな物質が科学のチカラでどんどん生み出されては添加された挙げ句、最近になって環境だけでなく人間のホルモンバランスとか免疫力まで崩すなどの弊害が言われるように。それが声高に言われないのは、こうした化学合成のものを販売する化粧品や食品会社が大手過ぎて、マスコミも大々的に健康被害の番組なんか作れないからじゃないのかなというのが私の持論です。
そりゃあね。私だって、仕事でコピーを書くときに不都合なことはあえて触れませんもん。うそをつくわけにはいかないので、あえてそこには触れないんですよ。いいところだけを取り上げて、ことさら大きく取り上げるだけ。すると、50点くらいの商品でもデメリットの部分は隠されて80点くらいには(いや、120点にも)見えるでしょ?だってそれが広告の世界。
口紅をPRするのに「化学物質は粘膜からの吸収率が高いため、この中の悪い成分はあなたの口から体内に入って排出できないものがあります」なんて注意書きできないし、こういうのが浸透したら顧客の何割かは確実に安心なブランドに行ってしまうものね。あ、そのひとりが私なんですが(^_^;)

とまあ、こんなことがこの本に書いてあるのかないのかは解りませんが、人間誕生からの歴史のたかだか数十年で、今や化学合成物質にどっぷりというのはやっぱり異常ですよという書き出し。「そうそう、そうなんだよ」と今だから同調してしまう私も、1年半前まではスーパー特売の洗剤に何の疑いも持たないひとりだったんですがね。
不妊やアレルギー、情緒不安定な人たちが増えたこと。そのすべてが当てはまるとは言いませんが、化学物質にこの疑いが出ているという説は多々あるのも事実。1年半をかけて化学物質を避けなるべく正しい食生活に切り替えただけで、30年来の花粉症の症状は出なくなったことも、最近になって息子の食物アレルギーが改善していたことも無関係とは思えないのです。

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最終更新日  2010年10月25日 22時41分15秒
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