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カテゴリ:健康・美容・おしゃれ
おととしから昨年にかけての「脱ステ」最悪の際、支えになったのは同じ経験者からのことばでした。今は自分が支える番になったのでしょう。最近はアトピーやアレルギーの人たちの相談事に乗る機会も増えてきました。専門医には専門医の診断があるのでしょうが、体験者には体験者なりの言い分があります。
わが息子のケース。 子どもの頃からのアトピーには何人かの医師の診断を受けていて、どの医師も「アトピーにはこれ」と勧めたので当たり前につかっていたステロイド。その薬害の本当の恐ろしさを知ったのは何年にもわたって蓄積された後で、わが家のような失敗を他の誰にも繰り返してほしくないなという思いから、このブログで脱ステの大変さを書くようになったり、身近な人には「できるだけステロイドを使わないように」と言うようになったのです。もっとも、私自身はステロイドは懐疑的ですが症状によっては使った方がいいこともあるのでしょう。医師の処方をや使用を絶対ダメとはいいません。ただ、それもステロイドの副作用などを医師や薬剤師がきちんと話すことが前提。 わが家の場合、子どものステロイド薬使用に当たっては「顔には絶対に塗ってはいけない」「微量を患部にのみ塗り込む」「一日2回まで。痒みがあっても繰り返して使わない」「薬のついた指はその都度洗って薬を取る」などの使用上の注意は受けましたが、これがホルモン薬であることなど触れられもしませんでしたし、精子の異状や白内障のおそれ、長期使用がステロイド皮膚炎を起こすことなど自分が調べて初めて知りました。 そこまで言うと、薬に抵抗感をおぼえてきちんと使用しないからかもしれませんが、安易に薬を使用することを考えると私はそれくらい慎重でいいのだと思います。 薬に関しては危機感のない医師が多いこともなんとなく見えてきました。ずっと以前のことになりますが、はじめて入った薬局で処方箋を見せた際、そこの薬剤師の方から「悪いことは言わないから、お医者さんに相談してステロイドの入っていない薬を出すようお願いしてごらんなさい」と言われたことがあります。あの頃は、医師の診断の方が正しいと思っていたこともあって聞く耳を持たなかった。せっかくの転機だったのに、無知ゆえにその機会を失った後悔。 最近でも、湿疹の原因がわからないとしながらもまだ1才のこどもにステロイド塗り薬を処方して、さらに改善しないとステロイドの飲み薬を出されたという話を聞いたばかり(その方はご自身にステロイドに辛い経験があったのでよかったのですが)。ぜんそくの子どもにも「発作が出なくても毎日ステロイドを吸引しないとダメ」とする医師がいたり。大きな病院でも、ステロイド薬を「いくつ要る?」という感じで出してくれるので、家族が虫刺されの薬のように使っていたという人さえありました。 ステロイドそのものが悪いのではなくて、きちんと薬の性質が伝わらないというのは本当にこわいこと!!これさえ塗っておけば皮膚トラブルならとりあえず改善する、という医師の態度もいい加減にあらためてほしい。 何かの情報で、韓国ではステロイドはほとんど使用しないと聞いたことがあります(たぶん日本ほどステロイドに頼る国もないのでは?薬剤会社との利害関係ゆえかしら?)。それは薬害が大きいので、後に訴訟を起こされることを恐れてではないか、と。真偽の程はわかりませんけれど。 何より、皮膚トラブル=塗り薬は対処療法でしかないなあと実感してます。 皮膚トラブルは体内のトラブルが表面化しただけのこと。だったらステロイド薬を塗るのではなくて、体内にたまるものをきちんと排出できるよう生活改善につとめるのが一番ではないかと。アレルギーだけではなくて、からだ全体の健康につながるのだから、よっぽどいい治療法だと思いますがいかがでしょうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年02月13日 12時04分28秒
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