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カテゴリ:しごと
仕事で講演会の速報を制作しなければならなくなった。
先日開催されたものをすぐにパンフにしたいというので、テープリライターに頼む時間も予算もなし(意外にそっちの方が早くて安いと思うんだけど)。仕方ないので音声データをファイルにして送ってもらい、私がやっている。ラフの文字量から推量するにほとんどカット??というか、かいつまんだ表現にしなきゃならないほどの講演のボリュームだ。 社長さんがあいさつを兼ねて方針等を整然と述べた後に登場の常務が熱弁をふるう、その長いこと長いこと。人を引き込む話っぷりだから関係者にはカリスマ性がある人なんだろうなあなどと想像しながら、でも聞き入るだけでなくてこうして文字におこしてみると、意外にそういう人は当たり前のことを繰り返し言ってるだけってこともわかるわけで。それがトークの技術なんだろうなあ。 たぶん私は仕事柄、こうしたカリスマ性に満ちた人の話を聞く機会は他の人に比べて少なくないはず。だけど「文字にしなくちゃ」という意識がまず働くので、素直に心で聞くというよりか相当上っ面な部分があるのです。話に飲まれてしまっては、その媒体の主旨にのっとった冷静な仕事はできないからね。 インタビューの時などは、話を引き出すために「あれ?」と思うところをやんわりと突っ込んだり、「この人、この話がしたいんだろうな」というのは大げさに驚いて相手を喜ばせたり。後の作業(文字にしていくのが本作業だもん)のことを考えながら、計算高くやっているので心で集中することはできず、こうした音声データにさえも「きっとこんな人なんだろうな」などと自分流の解析を加えたりして(講演の内容はビジネス計画などコンサル系のことだから、経営者にはためになる内容は多分に含まれているのですが)。 常務さんの話、1時間はあったけど正味15~20分ってとこかな。その「ムダ」なところにカリスマのテクがあるのかな。私にゃわからん。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年02月23日 10時28分17秒
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