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カテゴリ:健康・美容・おしゃれ
時々立ち寄る自然商品のお店で会員登録をしており、月に一度、商品や季節の情報を手書きで綴った冊子をメール便で受け取っています。たとえば、先月は花粉症対策で民間療法的なお茶の作り方などが紹介されていて、商品を売るためというより安全な生活のための情報を提供してくれる誠実なもの。今回は放射性物質を除去するためのひとつの提案が。
それによると、長崎に原爆が落ちた時、爆心地から1キロあまりのところで被曝された内科医が90才くらいまで元気にされていたーーーその方は「被曝した人には塩。玄米飯にうんと塩をつけて握る。塩辛いみそ汁を毎日飲む。砂糖はダメ」という指示を出していたとか。 放射能は極陰性なのだそうです。だから極陽性の天然塩で中和するということなのでしょう。そして、免疫力アップのために積極的な摂取が望まれるミネラルも天然塩ならたくさん含まれていますもんね。 数年前までは「減塩」がもてはやされたものですが、そういえば最近は減塩というのをあまり声高には言わなくなりましたねぇ。ところが、病院の指導でこんなことがありました。 私の父はアルコールも食べることも大好きなくせ、運動は一切しないので、とてもほめられた体形ではありません。ひとり暮らしがつまらないこともあって、年に一度、教育入院と称する糖尿病患者のための栄養指導付き入院に喜んで参加しているのですが、話を聞いていると病院での食事指導というのはカロリー計算が中心(昔ながらの自然食がどれほど免疫にいいかが科学的に裏付けされ、また免疫力がどれほど病気改善に役立つかが認められている今でさえ、管理栄養士の世界は依然として数字だけで行われているようです)。糖尿病は塩分のとり方にも関わってきますので「薄味」をやたらと言われ、醤油なども「減塩」を勧められるのです。減塩醤油や減塩味噌があるからそういうのを選ぶように、と。 醤油も味噌も保存のために塩があるはずで、その塩を減らすならば保存料などの添加物が必要ということ。塩は減らせても体内にとどまる添加物はいいの?ということには一切触れられません。そして、この頃では必要以上に塩を減らすことでの弊害も出ていて、それでなくても摂取量が少なくなりがちなミネラルを体内にとりこめないということも。 食卓塩は作られた塩化ナトリウムなので塩であって塩でなし。原材料に海水を使って、添加物がなく、化学的な製造工程でないことがちゃんとした塩選びのポイントのようですが、この製造工程ってなかなか解りづらいのよね。 原料が「海水」だと国産で、「天日塩」「海塩」とあるのは輸入塩のようですよ。工程は「天日・平釜」ならまあよし。「イオン膜式」とあるのは塩化ナトリウムがほとんどのようです。岩塩は海水からの塩とは異なるため、ミネラル分はどうなのかしら?と調べてみましたが、ミネラルをどうとらえるかによって違うし……なんて奥歯にものが挟まったような解説のものばかりで「結局、少ないんじゃな」と私の中では理解しています(^_^;) そうそう。先ほどの病院指導の減塩の補足。 この前読んだ本で、みそ汁を減塩したいのなら減塩味噌を使うんじゃなくて味噌の量を減らすことを考えるのが正しいんじゃないの?とありました。具が少なくて水が多いと味噌の量も増えるため、ポイントは具だくさんにすること(野菜の切れ端でもなんでも、お汁の具にはできるものね)。管理栄養士の指導では、野菜量を増やすことはカロリーの蓄積としてNGなのかもしれませんが、「排出」という効果などを考えればカロリー計算以上にいい効果をもたらすこともある気がするのよね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年04月25日 15時18分06秒
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