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カテゴリ:健康・美容・おしゃれ
「だって知らなかったもの」は知ろうとしなかっただけで、そんな間にどんどん誰かの都合のいい方向に向かうことがある。最近、その結果がいろんなところに現れていて、長年にわたって政権が続くことで馴れ合いや利権や、いろんなものをのさばらせてしまったツケの重さを誰もがひしひしと感じているところでは?私たちもそんな安泰の中で感覚がすっかりマヒしてしまってたんでしょう。けれどこの度の原発の問題はもう捨て置けないというか、国民の意識が高まってる今を「転換期」として、要るか要らないか、それはどうしてなのかをはっきりさせる必要があるのでは?私は「要らない」ですよ。電力の問題は企業も個人も「こんなに電気を使う必要あるの?」と自問するだけで答えがでてくると思うし、自分や子孫の大事な命とたかがエネルギーを引き替えにはしたくないもの。
とまあ、私はこんな風に考えていますが、原発についてはここに書くまでもなく意識が高まってるのであえて取り上げてきませんでした。それに、原発だでなく「だって知らなかった」せいでとんでもないことになると危惧されるものは他にもいっぱい。私は自分の経験で現在のアレルギーや病気の引き金になってると疑われる化学物質について関心があるので、そっちのことをしゃべり続けようと。「またかよー」と思われてもいいの。斜め読みして「そんな説もあるのか」程度の意識でもとどめてくれたら、少しは啓発になるとかなと(^_^;) 最近、ユッケに使われてた生肉で小学生が亡くなったそうで、お肉の基準ってそんなに甘かったの?!というか、そもそも基準がなかったの?!とびっくり。生肉として流通しているのは馬だけで、牛肉で「生肉用」なんて元々存在しないというコメントを先日聞いてヒヤ~~。今後は精肉も安全基準が定められるのでしょうが、同じようなことで昨夜読んだ本では「かつての冷凍食品に基準が設けられていなかった」ということが書かれていて、一時期問題になった中国産野菜の冷凍食品から高濃度の農薬が検出された背景にはそういうことかあったからなのか、と。そんな危険で不安なもの(有機リン酸系の農薬だと記憶力低下や気管支の悪化、めまいなど症状いろいろ)が自分の親や子どもの口に入るかもしれないのに、輸入業者は「だって基準がないわけだから」と開き直っていたのだと。罰則がなければなんでもいいとばかり、そんな意識の低い人に食品輸入に携わられたんじゃとんでもない。この時からですかね、世論が高まって中国野菜を敬遠するようになったの。日本人は虫食いをきらうからということで収穫直前まで農薬まいているのだそうで、だったら「日本人は野菜の見てくれより安全性を重視する」と食流通に携わる人に言ってもらいたいなあ。 ほかにも、ポストハーベスト(収穫後に使われる農薬。アメリカでは小麦を保存するために農薬使うので外国産小麦はすべて農薬付き。なので国産小麦を使ってないパンには残留農薬多いのかも。輸入の果物などにもしっかり散布されてて、フィリピン産バナナなどは特に有名。日本産みかんとすぐ腐るけどグレープフルーツって何ヶ月おいてても腐らないのはそのため)の問題は、安全な食品流通のために世界基準を設けようという取り決めで散布が決まったことらしいのですが(それまでは散布は原則禁止)、それには裏があって委員会のメンバーは農薬会社など利害関係のある面々が入っていたから、と。しかも以前は輸出国で農薬検査してるんだから輸入国で再検査をしてはいけないなんて「はぁ、なんでー???」なルールもあったそうな。さすがにこれはヘンだったようで、今はこのルールはないようです。当たり前よね。 知らなかったと目をつぶってていいの? ちゃんと目を光らせてないと、食もどんどんひどいことになっちゃうよ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年05月04日 10時08分43秒
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