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カテゴリ:健康・美容・おしゃれ
予防医学研究の山田豊文さんの著書にしばしば登場するアメリカのことわざ「We are what we eat」。私たちは食べたものからできている、ホントにその通りだなーと思います。
健康おたくの人たちは栄養が足りないとか血液データがどうのとか言いますが、私は人間も自然の一部なのだからもっとシンプルでいいと考えていて、大事なのは「不要なものをとりこまない」「しっかり排出する」「いいものをとりいれる」の3ステップだと思っています。 不要なものをとりこまないといいものをとりいれるは、昔ながらの日本食を基本にすればいいだけのこと。ただ、気をつけたところで添加物を完全に排除するのは現実的ではないので、それをしっかり排出する機能を養わなければならないため「しっかり排出する」が必要になってくるのかな、と。汚れでドロドロになったパイプにいくらキレイな水を注いだところで、詰まらせてしまうだけだものね。 今、本当に安心なものを食べようと思ったら、生産者の顔や限定された産地がわかる流通のものを求めるしかなくて、そうなると価格のことは二の次。私を含めて多くの人は、安くてそこそこのものが買える大手スーパーに頼っているわけですが、でも、これからはそれも変わってくるのかな。どんなに破格値でも放射性物質を含んだ疑いのある農産物が売れなかったように、本当はみんな価格なんかより安全性を求めているんだと思う。産地をうやむやにしてまで、なんの計測もされず口先で「安全です」というのが大っぴらに流通するようになっては。生産者や産地のプライドはないのかと思う前に、これまでも安全をないがしろにして農薬たっぷりにやってきたからこういうことができるんじゃないの。そしてそれを流通させる会社は、やっぱりこれまでも安全性より安さや安定供給だけを重視したからこういうことに手が貸せるんだと、やりきれない思いがフツフツ。 自分が作ったモノに本当に誇りを持ってる人なら、そして「安心して食べられるものこそ第一」と考える生産者ならこういうことはしない。農家の苦労や落胆は計り知れないと理解はしつつも、産地全体の信頼失墜につながってしまえば、ブランド力はすべて失ってしまうのに。 人は食べたものでできるのだし、特に子どもはどれだけ食事が成長に関わることか。生産者の方には「放射性物質は調べる必要ない」なんて意地を張らず、流通・販売に携わる人にも誠意というものを持ってほしいなぁ。 そして消費者である私たちは、溜めない体作りができるようにしていかないとね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年05月21日 09時41分04秒
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