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カテゴリ:健康・美容・おしゃれ
「茶のしずく」で初の被害提訴なのですと。
やや過大広告気味ではあったのかな?という気はしますが(薬事法には抵触するのかな。年々厳しくなってるから、私たちライターも表現にはすごく気を遣います。くやしいことに宣伝効果で売上げのばしている会社ほどこの法律守ってないのよね。「絶対に痩せる」とか「シワが消えた」と好き勝手やるからインパクトのある広告が可能になるんよねぇ)、伝えられている限りでは(アレルギーが疑われている)小麦成分のことも他メーカーと変わらない程度のよう。決してメーカー側をかばう気はないのと被害やその方の言い分など内容をよく知らない上で、ただアレルギー経験者として思うには「責任は自分にもある」ということ。 成分表示は「企業側としてはアレルギーを引き起こす可能性のあるものを含めてすべて表示しているんだから、あとは自分の症状に合わせて判断して、自己責任持ってくださいよ」ということ。しかも「肌に異常が出た場合はすぐに使用を中止して医師に相談を」と注意喚起の一文もあるから、企業側の逃げ道なんていくらでも。 小麦成分が表示できなかったのは、自社の製造ラインではそうした成分を使用しなかっただけのこと。購入した原材料の製造過程でこうした物質が使われてたとしてもメーカーには表記の義務はないの。それは法律的にも認められていて「キャリーオーバー」といいます。だから「無添加」とうたっていても、実は有害な成分が入っていることなんてザラ。そんな話を読んだり聞いたりしたことはあります(私の理解力不足で違う部分があっては困りますので、真偽を含めて調べてみてね)。 アレルギーになった経験がないと、そのあたりのことに疎くて当然なのかも。でも、アトピーが重症化したり喘息がひどくなったり、それを対症療法ではなくて根本から改善しようという段階になった人にはどういう成分が添加されているかは基本。成分にどれだけアレルギー物質が使われているかをきちんと把握して、茶のしずくの使用をやめたという人も実は少なくないんじゃないかと思うのです。 こういうことがもっと認知されたら、アナフィラキシーで命に関わる思いをしたり、アレルギーをどんどん重症化させることを防ぐこともできるのにと私は考えます。今回提訴した人も、ここまでのことにはならなかった可能性も高いでしょう。ただ、それだと企業側にとっては都合の悪いことなのかな。化粧品メーカーも洗剤メーカーも、それをスポンサーに持って危険性を声高に言えないマスコミも、もう少し情報を広めるサポートをしてくれないと被害は拡大するばかり。アレルギーを持つ人やアレルギー予備軍、ちいさな子供にとっては深刻な問題です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年09月21日 12時56分07秒
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