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カテゴリ:本
先ほど、この本を注文しました。
帯津先生の著書は何冊か読んでいて、その柔軟さと説得力に信頼感をおぼえています。医師でありながら、そういう方は避けて話しがちなスピリチュアルな分野に踏み込んだ考え方をされていて、母の闘病時にこういう医学の存在を知っていたら対応も考え方も随分違ったろうなぁと。 この方、病気を部分でとらえるのではなく身も心もすべてをひっくるめた治療を推進しておられます。医師が病気を治すのではなく患者の免疫力を高め、そこに宿る自己治癒力をひきだしているのです。 私自身、ひとつの症状をとらえて「これが足りないから」とあるものに特化した成分サプリを摂取するようなやり方には疑問を感じてて(たとえば目のためにアントシアニンをとか疲れやすいからビタミンB群をとか)、症状が出てるところはそこだとしても原因は全然違うところにあるのかもしれないし、バランスを欠いた栄養摂取はどこかにひずみももたらすことだってあるだろうと思うのです。健康診断で出るデータというものをそもそも信じておらず、人間は個々に異なる遺伝子情報を持って生まれるものなのだから、異常と言われてもその人にとっては異常ではないことなんじゃないか、と。そんなのに振り回されるより、身体の声に耳を傾けて、疲れたら休むとか温めてみるとか偏食を改めてみるというような基本が大事なんじゃないの?それだけで意外に症状が改善したりしてとよく思います。「あなたは病気」と言われたらもうそれだけでテンション下がって、免疫力がガクッと落ちるんだからなぁ。 と、健康のことをいろいろ思いつつ。そして今、私の近くには入院中の人や通院で闘病中の人がいたり、再発を不安がる人が何人か。もっと広い目で病気との付き合い方を知れば、不安もなくなるんじゃないかしら。 たぶんこの本、一度は図書館で借りたはず。手元に置いてもいいような気がしたので注文したという。病気の人もそうじゃない人にもおすすめです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年11月19日 10時57分01秒
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