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2008.11.06
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カテゴリ:音楽
教えなければいけないこと、、
難しい、、
考えることを教えるというのは難しい。
ここはこうして、ああして、このぐらいpで、fで、、と細かく支持だしして、次回それができているかどうかチェックして、
一つでも多くの情報を提供できるほうがよりより教育だと、良心的だと勘違いして、詳しい情報を事細かに何もかも教えてしまうことのほうがどんなに簡単で楽なことか。。。

この曲では何を考えるべきか、
以前にやった曲のこの部分がこの曲にどう応用できるか、
どう演奏したいのか、
それはなぜか、、

曲を組み立てる階層をいったい何層持っているか、
総合的にどう組み立てて行くか構成力は、

今一度、今までの経験を経験という曖昧な状態にしておくのではなく、
実践的なものさしとして役立つものとするため、
今一度、明確にさせる必要がある。
自分の中にちらばっている尺度を広い集めて、
ケースに適応して実践に役立てるように再構築という作業。

指は動く、楽譜も初見で読める、楽譜を音だしするのはもう十分。
でもそれだけでは、だめ。。
音のベルトコンベアーでは。。
そこからの脱却を知ってほしい。
楽器を鳴らすのが目的ではない。
音を鳴らすだけが目的ではない。
音楽を作っていくことこそ、
楽器を弾く意味である、音を出す意味がある。


今日は、次の段階にステップ・アップを目指している生徒さんとそんな話。
とさらに、レスナーさんとJazzの話から、創作の話へ。
ピアノはかなり弾けても、Classicがやりたい音楽でない、そんな人、生徒さんがいる。
ピアノを弾きたいという気持ちと、Classicを弾くこと、楽譜どおりに弾くこととイコールではない、そんな別の可能性を秘めた人や生徒さんとこれから出会うことがあるかもしれない、ということ。
また、Jazzだからといって黒人のルーツをたどることなく、ヨーロッパのJazzから入るのもありかもしれないし、作曲の一つの語法としてのJazzという様式として捉えることもありだということ。


少し違う面からピアノを考えた一日だった。



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最終更新日  2008.11.08 00:17:57
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