698771 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

♪あ・ん・だ・ん・て♪

♪あ・ん・だ・ん・て♪

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

プロフィール

fehr

fehr

カレンダー

フリーページ

カテゴリ

バックナンバー

2024.11
2024.10
2024.09
2024.08
2024.07

お気に入りブログ

文教大学第8回「歴… New! 藤田浩司さん

丹波の森公苑ホール… New! すららさん

梅田 ランチ にしたろう0819さん

MIAWわーるど MIAWさん
ハム吉のブログです… ハム吉24さん

ニューストピックス

サイド自由欄

設定されていません。
2009.03.11
XML
カテゴリ:音楽
忘れないように。。。

脱力のお話。
力を抜きましょう、といってもどこに力が入っているのか分からない場合が多い。
力が入っているということがどういうことなのか、
生徒さんといろいろと試してみる。

まず、腕を持って落とすことをやり、
膝への衝撃、つまり腕の重さを感じてもらう。

腕を預けてもらい、私が腕を支えてみて力が入っているか抜けているかの確認。
これがまず難し。。
手を離しても空中で止まっている。。
それが力が入っているってことよって。。
反対に私の腕を両手で持ってもらい、
腕の重さを感じてもらう,或はゆすってもらい腕を預けて脱力しているいれば、
自由に腕が動くことを知ってもらう。
この点で一番理解の反応が早かったのは看護士の生徒さんだった。
亡くなった方の身体の重さを話してくれた。
反対に力を入れて押し付けた場合の重みを感じてもらう。
力が入っている場合の2種類と、力が抜けて重たい感じの違いを。

生徒さんに腕を落として第1音を打鍵し、
この時点では力が抜けている。
さらに第2音目を力が抜けたままで打鍵してもらう。
途端に手首が上に上がり、上から押し付けて打鍵することが多い。
手首を上から押さえると、抵抗がある。
この抵抗が力が入っていることだと自覚をしてもらう。
一般的に,大人の生徒さんの手首は高い位置にあることが多い。
腕が鍵盤と同じ位置にない。
鍵盤の淵に楽譜を置き、テーブル上にして腕を載せてもらい、
その状態から打鍵をしてもらうと、途端に楽譜から手首が浮き上がる。
その場合、お山を作ってね!といってもどうやったら山でできるのか
悩む生徒さんも多い。
鍵盤上で握る形ができない。

私が生徒さんの腕を支えながら打鍵してもらい、
回転運動をゆるやかに誘導していく途中、
肘が内側に力が入り抵抗を感じることがある。
その瞬間を自覚してもらう。
経験の浅い生徒さんは、脇を閉める状態になりやすく、
腕の内側に力が入っている。
横に動かない。
上級者の生徒さんにはフレーズもよるが、
肘が後ろに自由に動かず、打鍵後肘から力が抜けないことがある。
前後に動かない。


脱力といってもフレーズや腕の運動によって様々だと思う。
私も手が小さいのでオクターブや手の開くフレーズの連続では、
力が入ったままうまく抜けないことも多い。
開きや同じ状態での打鍵連続運動もだ。
親指を曲げることの連続も。
ジャズのフレーズにも、手が小さいの仕方なくこの状況が多く発生する。
Taubman methodでもJazz pianistの脱力の問題がシンポジウムで挙げられているのは興味深い。


難しいことはさておき、初心者の生徒さんの脱力の傾向には以上のような場面で、或は体の部位で力が入る状態が起こっているように観察される。

腕を落として打鍵することはできても、
そのまま力を抜いて打鍵する、或は指を動かすことに問題がある場合がある。

子供の場合は、まだ手も小さいので重みがなく、
手首を下げて力を入れて打鍵することが多く見受けられる。
この場合、ソナチネレベルの細かいスケールがうまくいかない。
押さえつけられているので音がきれいでなかったり、
手首が下になっているの、親指のくぐりがうまくいかない。
そのつど、手首を上下する運動が加わるので滑らかにスケールができない。

反対に大人の場合、手首が上がり、上から押さえつけての打鍵が多い。
大人の生徒さんで手首を下げて押さえつけて打鍵する人はあまり見かけない。
中高生~大学生,特に子供の頃からやっている人には時々見受けられるけど、
大人の初心者には少ないように思う。
大人と子供の違いだろうか?

脱力ができても、お山ができない、或はお山のしたの筋肉を使っての打鍵ができないことに問題がある。

腕の重みで打鍵することと、お山の下の筋肉を使っての打鍵とは別問題なので、
この点分けて指導が必要?!

もう少し体系づけて指導ができるようになりたい。。
フレーズ毎に体系づけること、またフレーズを音楽的に理解することイコール脱力、と体系づける必要性も感じる。指導する者の立場だけでなく、生徒さん自身にも。。

それには長い練習曲ではポイントが定まらず難しい。
短い、4~8小節程度で、また移調等でフレーズと調性との関わりによるトレーニングが必要。
ハノンのような長いものでは、このポイントがぼやけてしまう。
脱力することなくひたすら弾き続けることばかりやっていても、
脱力の練習にはならない。
指のトレーニングのみって本当に必要だろうか?
フレーズを意識しなければ、呼吸感もなくなり、脱力のタイミングも掴めず、筋肉の緊張のみ。
息継ぎせずに潜水で25~50mひたすら泳ぎ続けているようなものだろう。
練習の仕方によってハノンは有害にもなり得るだろう。。
またその癖が曲にも刷り込まれてしまっては、、。

あ~~っ!難し~!!
頭の中、、、整理していきたい。






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2009.03.12 11:27:35
コメント(0) | コメントを書く
[音楽] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.
X