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テーマ:音楽のお仕事♪(1696)
カテゴリ:音楽
脱力の続き。
今日の生徒さん、家に帰ってやってみると回転運動ができないと。 そこでいろいろ観察してみる。 腕を落として打鍵はできるが2音めに問題。 ハノン系の同じ音型の連続練習曲では、 親指を落としてはじまり1~2の指の連続後、指広げで5の指で下降パターン。 1音目はできるが、2音目で手首が上がり上から押し込み手首に力が入る。 そのことを自分で認識できたので、力を抜いたまま1&2の指の連続をやってもらうと 腕に力が入っていることに気がつく。 さらに指広げで5の指の音になると、 脇に力が内側に力が入っている。 このこともご本人は自覚された。 手首と脇の力が脱力を妨げ,回転運動を阻止している原因であることを突き止める。 脇に力が内側に入っている生徒さん、他にも何人かいた。 そこから、次の問題。 指広げで5の指の時になぜ脇に力が入るか? 問題は5の指の打鍵の時、指の付け根の間接がへこんでいることだった。 指を押し付け脇の内側に力が入る。 5の指を腕の重みで打鍵できず押し付けているので力が肘の内側に力が入る。 問題はやはり指の付け根の間接をしっかり出すこと=お山を作るっての打鍵に戻ってくる。 ここからはコインの引っ張り合いの体勢と腕の重みをかけることに。 もう一つ生徒さんが分からなかったのは、 回転運動の方向性。 上記のパタンの場合、時計と反対周り。 後半の5-4-5-4-1-2-3-4のパターンでは時計周り。 曲の左の10度奏パターンは反対周り。 回転運動を妨げている力の入っている部位が特定できたので、 これでお家で練習してもらうことに。 次回のレッスンでどこまでできているか再度チェック予定。 フレーズや音型にによってどこで力が入りやすくなるのか、 細かく分析していく必要がある。 脱力とは、まずどんなフレーズで力が体のどこに入っているかを知ること。 力の入っている原因を探し、どうやって解決するか。 腕の重みでの打鍵、お山の下の筋肉を使っての打鍵、 腕の方向性up&down、etc. 3段階で考えていくことにしよう。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.03.13 22:43:02
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