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テーマ:音楽のお仕事♪(1696)
カテゴリ:音楽
発表会効果は大きかったのか、男性の生徒さんの熱心さゆえか?
ピアノ値上げ前のキャンペーンもあってか、 ピアノ買い替えをした男性の生徒さんが2名。 といっても電子ピアノから電子への買い替えだけど。。 ご本人たちはランクアップしたピアノの快適さに満足されている。 電子ピアノの中での良し悪しの差は、私にはあんまりわからない。 弾き比べる機会もないし、レッスンで教室に入っている割合上級機種をさわるぐらいで、生徒さんには生ピアノでレッスンしているので、電子Pの利用は伴奏データ作りやデータ再生くらいで、機能の差やアンプやスピーカーの差による音質の差ぐらいしか分からない。 確かに安いキーボードは鍵盤がぺらぺらだったり、キーのサイズが微妙に小さかったり、鍵盤の返りのもたり感などの差は感じるけれど、やっぱり電子ピアノは電子ピアノ、アップライトはアップライト、グランドはグランドという大きなくくりの差で感じられるものしかない。 でもグランドでもヤマハとベーゼン、スタンウェイは異なるし、ヤマハの中でも100万、500万、1000万代とお値段によっても全く違し、同機種でも個々にも違うし、どのレベルのでの差を敏感に感じるか、センサーが敏感に反応する範疇の差のレベルアップの方が大切のような気がする。 今回買い換えされた生徒さんは、昨年の発表会でベーゼンドルファーに触れ、今年は新しく入ったヤマハのグラントに触れ、レッスンではSEPのアップライトに触れ、、という弾き比べの機会をもったことで、現段階よりいいものがほしいと思われたのだろう。 それに加え、どちらもとても熱心に練習され、発表会にはただ弾くだけでなく、かなり音楽的にも内容の濃いレッスンをして曲を仕上げていったことが、音の響きなどピアノに対する違いをより深く感じるに至ったのだろう。 曲の難易度を上げていくことも確かに重要だけれど、音数が少なくてもいい音でピアノが鳴らせるという事、それを指導する事の重要性をより感じる。 男性の生徒さんの熱心さというのは、練習をきちきちとやってくるという末端的なものでなく(だけでなく?!)音楽全般の捉え方の濃さだったりする。 最近お勧めしている本をしっかり読んでいてくれたりするのを聞くと、うれしくなる。 岡田さんの「ピアニストに~」の本に書いてましたね、と~という打鍵の仕方はよくないことを本を読む事で客観的に理解してくれていたようで、本を勧めた事はよかったと思う。 その本を読んだ後に、同著者の「シャンドール~」を読む事を勧めた。 前者の本で書かれたいた方向性をより具体的にどうしたらよいのか整理されている。 私も読み進めながら、付箋紙はりまくりで、うなずきまくりの、うなりまくり、、。 Abby WhitesideやTaubman method等もこの流れを汲むものなのではないかと思う。 このあたりの関連性や系列図なども研究できたらと思う。 これも大人の生徒さんを多くレッスンするようになった結果出会えたと思う。 子供さんレベルならばあまり感じなかった部分だろう。 でも、子供さんの初歩のレベルだからこそ、この指導はとても重要で、その時期にどういう先生に習うかが大きく左右するのは指導者としてとても怖い事だと、今にして思う。 ある外国で優秀な先生に子供のピアノレッスンを習い始めたことが書かれたブログで、初回のレッスンでこのことが行われていたのを読んで、やっぱりなぁ、、と思った。 指導者としても、勉強し続ける事の大切さを痛感する。 それもただ弾くだけで終わるのではなくて。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.07.05 11:17:56
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