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カテゴリ:高校教師の巻
毎回日記に書くように生徒の質が年々よくなってきていると実感する。
私は助動詞も教えないような第2外国語の日本語教師だけれど、多分ひらがな筆記、発音指導など初級の指導は何度も何度もやっている。 生徒の質が変わるのを実感するのはそりゃ生徒の顔を見てもわかる。 だっていかにも勉強できなさそうなコってホントにできないことが多いから。 いままで何千人かの生徒を見てきたけど、やっぱりその感は裏切られたことがほとんどない。たまにできなさそうでもできたり、できそうに見えたりするこができなかったりすることはあるけれど。 新学期にはいってすっごく痛感するのは字の書き方。 今年の2年生はいままでにないくらい字がうまい。 うまいというか丁寧に書く。 ペン字教本というものを毎年かわせて書き方練習をさせるのだが、 今までの生徒は「うまく書く」より「早く埋める」ことのほうが重要で字に対する 執着も、集中も、愛情もなかった。 今の2年生すごすぎる。字がキレイ。ゆっくり、私が書いたとおりに丁寧に書いていく。 韓国って日本よりも字をうまく書こうとする習慣が早く薄れてきているような気がする。 私が見る限り、韓国語を習って使っている日本人のほうがよっぽどハングルを上手に書くし。 私も中、高と自分の下手な字をどれだけうまく見せられるか、すごい努力した記憶がある。 漢字も、ひらがなも。今は昔よりぜんぜんへたくそになってしまったけれど、 すくなくとも黒板に書く字だけはキレイに書いているつもり。 やっぱり字がキレイだとあまたが悪くても教養があるように見えるし、頭がよさそうに見える。(気がする) 私が通っていた大学はなぜかよくわからないけれど、体育会系の男の子もみんなほとんど字がうまかった気がする。少なくとも同じゼミだった子は字が下手なコはほとんどいなかった。超ギャル系で色っぽい某ちゃんなんかもすごい達筆でおお~とうなっちゃうような字を書いていた。 ま、そんなわけで今回何が言いたかったっていうと、 字を一字一字集中して書いてくれる生徒を目のあたりにして、 やっぱりこれも教養なんだなと思ったわけです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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