バックステージのトホホなモデルさんたち
私は以前、某大手広告代理店の下請け弱小プロダクション?というものに勤めていた。そのころに約1年間ずっとファッションショーに携わっていた事がある。今、神田うののファッションショーを見て急に思い出した。20代前半の使い走りで、言われた事をそのままやる、って感じだ。それまでの現場の仕事は、まあ、良くてモーターショーとか、おもちゃショーフードショーなんかは食べれたからうれしかったけど、あとはほとんど地味ーーな感じだよね。だからファッションショーなんて聞いたら、うれしくてもーところが!毎日ほとんど寝る時間が無いショーを開くホテルに部屋を取ってもらってあるのに寝る時間がないんだよー、いつも私の主な仕事は雑用全般なので、もちろんモデルさんに言われた事もしなくちゃならない。ある日一番偉いモデルさんが、「熱っぽいから風邪ぐすり買ってきて。」こりゃー大変だ。休まれたらまずい!急いで買ってきて渡したら、200円くれた。「はいこれ、おつりは取っといて。」なに200円て。見ると定価1,700円て書いてある。あーんもう!どうせ経費で落とすし、200円どうすんのよう!次、ハーフのモデルさん「おいしいおそばが食べてみたい。」私は4人のモデルさんと老舗おそばやさんへ。ざるそば5枚。そのモデルさんは一口食べるなり、「まっずーーーい!味が無ーーーーい!」えっ、おいしいけどなあ。見ると彼女のそばちょこにはなんと、蕎麦湯が入っていたのだ。あーーんもう!こんな人ばっかりだった。 不思議の国ワンダーランドへようこそって感じ。まあ今思えばいい思い出ですけどね