人間は歳を重ねると丸くなる?
人間は歳を重ねると丸くなる?人は歳を重ねると子供に還るとも言います。果たして子供に還ることは丸くなることでしょうか。高年齢になる毎に人は、忘れることが多いものです。それも今起きていること、今しなくてはいけないこと、今聞いた事を。昔のことは比較的鮮明に覚えています。と言うことは、実は子供には還っていないと言うことではないでしょうか。だって子供には昔など存在しませんから。歳を重ねると頑固になるとも言います。長い年月をかけて様々な経験をし、苦渋の選択や多くの決断を迫られてきました。譲れない部分、譲っても良いところ。体の中に染み渡っています。それは習慣化し骨の髄に至るまで固形化してしまっているものです。時には柔軟な柔和な判断や様子を見せる反面、堅くなに拒絶をしたり、強制や判断をしたりするものです。その人の生きてきた環境にも寄るのでしょうが、私が見てきた多くの先輩達はそのように見えます。それが、逞しく生きてきた証でもありましょうし、或いは真摯に人生に立ち向かってきた人の姿とも思われます。私も妻と娘からは時として「頑固者」と言われることがあります。だからといって、頑固者を捨てる気にはなりません。それは私が生きてきた証左だからです。でも、反面優しいと思える時もあるはずなんです。そのことについては何も言ってはくれませんが。何故ならば、優しい事は彼女たちに取って都合の良いことですから、敢えてその事に言及することは無いから。頑固であることは、彼女たちに多分不利益を与え、自分たちの意見が踏襲出来ない時ですから反発もしたくなりますよね。頑固で良いと思っています。それだけでは人生ギクシャクしますから、多くは人生経験豊かな処を見せて大いなる包容力を見せておかないとね。それが人間は歳を重ねると丸くなると言うことかも。