もうそろそろ結婚しては?
もうそろそろ結婚しては?ある女性へ書いた文章に加筆をしたものです。私は24歳で結婚しましたが、今思うと決して早くなくてむしろあと1,2歳早かったらもっと色んな人生が待っていたと考えています。友人から「そんなに早く結婚せんでもっと遊んでからでも」とよく言われたものです。船出は順風万般、でも紆余曲折、すれ違いや行き違い、猜疑心や嫉妬心、親子問題や嫁姑問題・・・が交錯したり苦しんだりする事がないではありません。それでも・・・。理由を言いますね。1、全く氏素性・生まれ育ちの違う人間二人が結ばれて一つの家庭を作り上げる事、そこには当然価値観も趣味も食生活だって違う人間が寄り添うわけだから、喧嘩や葛藤を繰り返しながら譲り合ったりたしなめたり、そんな事を繰り返しながらお互いが人間的に高まっていくものです。気付いていなくても。でも相手の存在や人間性を無視したような態度や言動は逆な結果を生む事も事実。愛情ってそんな過程を踏み、乗り越えながら創造されますしお互い居ないと困る存在にだってなるのです。私の人間性も彼女との関係の中で醸成されたもので結婚が第2の人生を作り出したと言っても過言ではありません。2、子供の事です。敢えて子供の要らない夫婦がいることも知ってますが子供の存在は心を豊かにしてくれますし励ましてくれますし挫折からでも救ってくれる力を持っています。特に母親にとっては自分の命を投げ打ってもいいぐらいの気持ちにさせるのは子供以外の何者でもないでしょう。様々な社会活動に親を誘いだすのも。親を教育するのも。彼らが私の人生の幅を大きくしてくれましたし新たな成長を促してくれたと信じています。結婚するときには妻は母親の面倒を見てましたので私以上に葛藤があったと思います。結婚を決める前の女性がほとんど迷うらしい事、若しかすると彼女も多分私以上に素晴らしい伴侶がいるのではないのか、一生夫婦としてふさわしい男性なのか、能力は、財力は、家族は?思いをめぐらした事でしょう。逆に私は彼女を一生幸せに出来るのか、私では不足ではないのか、本当に彼女の幸せは結婚にあるのか・・・。でも結果は今でも出ません、お互いの胸の内にあるといったほうが正確かもしれません。子供の思いだってそう。色んな挫折や苦しみの多い人生で伴侶や子供の存在、それは究極の存在ではないでしょうか。口に出しては言いません、そんな軽いものではないから。あなたの想いや悩む事も大事で貴重な事で否定するものではありません、私も家内も2年間思い悩みましたから。好きな方がいたら一歩踏み出すことではないでしょうか。理想とする男性なんか存在しません、恋愛はそんな理想さえも踏み越えるところに素晴らしさが存在します。結婚の全てが素晴らしいばら色とは言いません。でも人間として踏み込まないと経験できない本来の営みを経験できる場がそこにあると申し上げます。友人や知人、親と子の関係でも経験は出来ないでしょう。それだけに場合によっては人生を失うほどの狂おしい経験もあります、でもそれは一部の事で全てがそうだと判断を誤ってはいけませんし惑わされてもいけません。人を信じ、人を頼り、掛け替えのない人と過ごす事の素晴らしさをあなたにも体験して欲しいと思います。結婚すると色んなことがある、子供がいると金が掛かる、離婚だってある、嫁姑の事だって・・・それは嘘ではありませんが。だったら男と女が結ばれる事なんかとっくになくなっていると思いませんか。人間は自分の体験した素晴らしい事は表に出したがらないものです、大事で貴重な最も素晴らしい体験は自分だけで独り占めしたいものです。てらいもありますし。相手がおられたら飛び込む勇気、相手と共に歩む人生の素晴らしさを躊躇なく経験して欲しいと言います。それには自分のあり方も大事。その事は又、いつか。私には23歳の長女がいます。昨年までは結婚はしないから宜しくね、なんて言ってましたが最近「お父さん誰か紹介して」というようになりました。離したくない気持ちはありますが彼女にも独り身では体験できないさまざまな事を知って欲しいのです。出来れば自分の伴侶は自分が探して欲しいけど。長くなってごめんなさい。余分な事、余計なお世話って言われそうですが。