素直な心でありたいけど
素直な心でありたいけどいつも考える事があります。もっと素直であれば気も楽になるはずなのに。ところが人生はそれを許さないのですよね。人生は素直であれば、気が楽になるほど単純なものではないようです。ところが素直な人がいますよね。その人には神様が、素直な心を与えてくださったのでしょう。ところが私には、ひねくれた、猜疑心の塊のような性格を頂きました。今生で「しっかり修行しなさい」との思し召し(おぼしめし)のようです。今更、この場に及んで諦めの悪い事。もうここまで来たのですから、今までのままで全うしなさいという事でしょう。人生を歩んでいるとつい持ち合わせていないものに対する欲望が湧いてきます。なんと往生際(おうじょうぎわ)の悪い事か。周りにも本当に素直な方がいます。考えが柔軟で、喜怒哀楽もスムースで物腰も穏やか、柔らかで。羨ましい限りですが、どうも諦めが肝心なようです。『もし自分が間違っていたと素直に認める勇気があるなら、災いを転じて福となすことができる。Dカーネギー』『無理をするな、素直であれ。すべてがこの語句に尽きる、この心構えさえ失わなければ、人は人として十分に生きてゆける。種田山頭火』『弱い人間は素直になれない。ラロシュフコー』『うわべになにか「徳」のしるしをつけないような素直な「悪」はない。シェイクスピア』『幸福を感じるのには童心とか、無心とか、素直さとか言うものが必要である。武者小路実篤』『素直な心からは謙虚さが生み出され、謙虚さから人の話に耳を傾けるという姿勢が現れてくる。松下幸之助』