テーマ:マラソンに挑戦(5681)
カテゴリ:私の走ったRUN大会
「スタートして最初の5キロ以外はずっと登りか降り」と聞いていた。
確かにその通りだった。 私は登り道は嫌いではない。むしろ好きな方である。決して速くはないけど。その私でも後半は、もう登りはうんざりだった。コーナーを曲がってその先に、登り道がずーっと見えると『はぁ? まだ登んのかよ……』とつい愚痴が口を衝いて出た。 山岳ウルトラといっても道はすべて舗装路なので、傾斜も常識的な範囲内ではある。その箇所だけをとれば、どこも走れる斜度だったと思う。しかし、たとえば一周3キロのコース中にある、ちょっとした起伏、橋手前のわずかな盛り上がりといったものが、5周目ぐらいまでなら何とも感じないのに、10周も越すぐらいになると一周毎に体感的にきつくなってくるのと同じで、60、70キロと走り続けてきて迎える登り坂は、斜度がどうこうといったこととは無関係に、立ちはだかる壁になった。 降りはそこそこ急なところもあった。車がスリップしないように、丸い窪みの輪を路面につけてある道が所々で現れた。あれぐらいの斜度までいっちゃってるのである。 「村岡のエイドは豪華で力になるよ」と聞いていた。 確かにその通りだった。 坂が続くと休みたくなる。で、どうせ休むならエイドで、と考える。だからエイドまでは頑張ろうという気持ちになる。走りだすと、また坂が続く。坂は最後まで続く。 エイドのおかげで頑張れるというのは、こと村岡においては原理といってよい。 私はプリンに惹かれた。スーパーで3個パック\98ぐらいで売られている、プラカップ入りのプリンである。フタをめくってくれてあり、プラの小さなスプーンをさしてくれてある。パッと取って、ペロッと食べられるように、行き届いた心遣い。これが嬉しい。 はっきり書こう。神戸スイーツと期待させておいて水もなかった神戸マラソンのエイドよ。村岡を見習ってほしい。安いプリンだが、これで十分なんだよ。お高いモノでしぶちんされるよりは。 プリンが気に入って、エイドごとにパクパク食べていると、だんだん腹部膨満感が。プリンはランニングに合わないのか? いやいや、単に食べすぎなだけ。 お腹がボテついてきたので、自らプリン禁止令を出した。 後半は、チョコレートばかりを貰った。せっかく豪華なエイドなのに、ありきたりなアルファベットチョコだけを貰うのは、ちょっと惜しい気がしたけど、チョコが走るのには良さそうだから仕方ない。自分にはチョコが合うというのは、2回走った篠山フルで知った。ほかにもっと合うものがあるかもしれないけど、自分にはウナ丼が合うとか、通常エイドに置かれもしないものとの相性を云々しても始まらないし。 コースの中間ぐらいにある蘇武岳を越すところでは、標高280mから1040mまで延々と登りの坂道が続いた。44キロ地点まではキロ6分で歩かず走ってきたが、この登りはきつくて歩きになった。歩かないと、最後は歩くこともできないだろうと思われた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012.10.17 21:58:25
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