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misty247

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2014.01.29
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カテゴリ:文章修業
 文章修業のために読みはじめた次の本は、
 『文章の技 書きたい人への77のヒント』中村明著 筑摩書房。
 http://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480814494/

 著者の中村明氏は、文章作成の権化といってよさそうなお方である。こちらWikipediaで著作をご覧いただければ一目瞭然。
 http://ja.wikipedia.org/wiki/中村明
 日本語の作文術は「中村明に始まって、中村明に終わる」……と言われているかどうかはしらないが、そんな感じである。
 著作一覧のなかに、記憶にあったタイトルがいくつかあった。何冊かをすでに読んでいるようだ。
 カテゴリ「文章修業」は最近つくったものだけど、この課題とのつきあいはブログ開設に遡るから、書かなかっただけで、この手の本とずっと取っ組みあってきた。その割に書きはじめの2005年から9年も経っているというのに、たいした進歩もみえないのはご愛嬌である。

 10の章に分かれ、各章が八つほどの小見出しに分かれている。その小見出しの総計が77。
 筆者は、読者を思いやって書くことが大切だと力説していた。だから見出しは、本文の中身をよく反映し、かつ簡潔になるように配慮が行き届いている。小見出しを読むだけで、本文の概略を推測して掴むことができる。
 大見出しにあたる10の章は以下の通り。
1 書く前にこれだけは―文章表現の基本をチェック
2 技が飛び交う―目的別レトリック一覧
3 第一印象をぴたりときめる―書き出しの型と工夫
4 作品を締める―結びのタイプと技術
5 カメラアイをしなやかに―視点の種類と操作
6 イメージゆたかに―比喩表現の働き
7 目にありありと―自然・情景を描ききる
8 感覚を研ぎ澄ます―繊細な五感を映す
9 心のひだに分け入って―感情のニュアンスそのままに
10 魂を吹き込む―作中人物がのこのこ歩き出す
 サブタイトルの「77のヒント」の感じからすると、筆者のもつ豊富な知識から、思いついたところを断片的に述べてくれるのかと思ったが、そうではなかった。文の骨格、肉付け、装飾、演舞と、技の奥行き十分に、また初級から上級まで技の幅もたっぷりに、『文章の技』を解体し尽くさんと書かれてある本だなと思い改めるにいたった。
 いま、1章と2章を読んでところ。事典的密度の本分にあたり、200頁足らずの本で網羅も可なるかと驚きつつ読み進めているところである。





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Last updated  2014.01.29 14:11:33
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