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misty247

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2015.04.18
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カテゴリ:読んだ本のこと
料理研究家の辰巳芳子さんの言葉を集めた本
『お役に立つかしら』。

紹介される素にして上質な料理は、
こと調理に関しては横着きわまりない自分には
到底真似できず何の役にも立たないけれど、
料理のことに伴わせて語られる
暮らし方の秘訣の作法・処方の数々は
文章ひとつの味わい深くて
そこに美食の愉しみ以上の感銘を受けた。

料理も文章も、材料(または言葉)の持ち味を
存分に活かす術だといえる。
技能に共通点があるのだろう。

本の中にこういうひとことがあった――

 自分自身が相当に食べ込んだものでないと、
 「いま、あれで力をつけよう。守ってあげなくては」という
 感覚的欲求が生じにくい。食は、一代では改善できないと、
 つくづく思うゆえんである。

なるほど。
自分の食べ物を自分で選び作れる者は幸いである。
病気のときに備え、「あれで力をつけよう」という一品を
じっくりと練り上げこしらえることができるからだ。

喉の通りやすいもの。さっぱり系の味。
一例をあげるなら、ゆず風味の雑炊とか。
頼りになる一品を作っておこう。
そして、すぐれない体調のときは
頼りになるそれを食べて実績を重ねておこう。 あっかんべー





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Last updated  2015.04.18 00:18:36
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