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カテゴリ:田舎生活~風間浦村 大間町 佐井村
佐井村に残る 旧三上家住宅 300年に渡って医師を輩出して地域医療に 貢献してきた由緒ある家系です なかでも三上家八代目として1869年(明治2年)に生まれた 三上剛太郎の生家として県重要宝に指定されています 三上剛太郎生家 お祭りの飾り付けがされていますね 門をくぐると朱色の引き戸が目につきます 黒塀に朱の引戸と言うのが当時の医者の家だったそうです 朱の引き戸を入ると「たたき」があり患者は履物を脱いで「店の間」で待ち 隣にある「座敷」で診察や処置を受けたそうです 勝海舟から貰い受けた書や歴代の写真が掛かった「小座敷」 「通り」と呼ばれる長い廊下には、往診に使った人力車 山の木を売って購入したというドイツ製レントゲンが展示され 高度な医療が行われていたことが伺えます 「常間」今で言う「居間」には神棚や囲炉裏があります 剛太郎は日露戦争時に軍医として満州・黒溝台における戦いで ロシア・コサック騎兵に包囲された時 手元にあった三角巾2枚を縫い合わせ正方形とし 軍用赤ゲット(毛布)を切り裂き、十字に縫い付けて 赤十字旗を作り掲げたところ騎兵は包囲を解いて立ち去り 多くの負傷兵の命を救ったそうです その後、スイス・ジュネーブで開催された赤十字100周年記念国際博覧会で 名誉ある「手縫いの赤十字旗」 として紹介されました 戦後、佐井村に戻り人力車や小型ボートで巡回診療も行い 地域住民の健康を担ったそうです 「手縫いの赤十字旗」仁愛の精神ですね〜
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