カテゴリ:本・テレビ等
本屋大賞をとった作品の続編。 実は1はまだ読んでいない。借りようと思ったらなかったので、2を借りてみた(2から読んでも大丈夫、と言われたので)。 読んでみて、そう言われた意味はわかった。短編集だったのね。 実は、同じ作者の「放課後はミステリーとともに」という作品を一緒に借りて先に読んでいたんだけど、コレも同じような短編集。主人公が高校生で、探偵みたいな感じで事件を解決してゆくというもの。 で、言ってしまうとこの二冊、形としてはほとんど同じようなもの。 キャラクター設定が違うだけで作品の構成の仕方はほとんど同じ。 正直、自分的にはあまり面白いと思えるミステリーではない。 ノリが軽くて、ドタバタコメディミステリーというような感じで、シリアスさはほとんどない。こういうミステリーもありなんだろうけど、このノリには付いていけないので作品の良さがわからなかった。 主人公は基本的に自分では何も解決していなくて、他の人が推理してくれたことを「ふんふん」と聞いているだけ。 「ディナー」のほうはお嬢様と執事というキャラクターがウケたんだろうけど、ミステリーとしての完成度はどうなんでしょうね? まあ、短編があまり好きではないのと、ミステリーファンでもないので適当に聞き流しておいてください(笑)。 お嬢様ミステリーなら、森博嗣のシリーズの方がよほど読み応えがあって面白かった。ジョークも気が利いていて、洗練されているという印象。 比べることが間違ってるのかな? ところでこの作品は延々このまま続いていくのだろうか。 この本を読んだ印象では、キャラクターの成長というものがほとんどないので、サザエさん的な作品に分類されるんだろうか。できるものならそうではなくて、きちんとキャラを成長させていって、ちゃんとした作品の背景を作って欲しい。そうしないと、この軽いノリのままずーっと続くことになってしまうので、それはちょっと悲しいかなーと思います。 とりあえず、機会があれば1も読みたいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
February 20, 2012 10:40:06 PM
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