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 猫とミモザの木陰でティ-タイム

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カテゴリ:ばあばあの独り言
NHKの特集の再放送から

ちょっとショキングだけど幼い子供のダミ-人形を使い事故の再現をした。
回転ドア-の参考はヨ-ロッパのメ-カ-でした。軽くてセイフティ-センサ-は、人に触れることなく停止する。
事故のドアはセンサ-始動から30センチ進んだ幼い子供のダミ-人形は回転扉とサイド壁に挟まれヘッドはつぶれ、肩がひっかかてるから首がちぎれる寸前でした。

どうしてヨ-ロッパのメ-カ-では軽かったのに、日本で重くなったのでしょうか。これを解明した。
やっぱり日本人の見栄が命取りでした。軽いアルミでは安っぽく見えるから艶があるステンレス板にハブ(表面を磨きながら筋を付けていくこと)を掛けて高級感を出すために、どんどんエキサイトして、2トン以上もの重量になった。
重いと加速がつくから止まるまでに時間はかかります。
数秒違っても、小さな体はちぎれていくのです。

私も技術屋の一人でした。設計は「かもしれない」を常に頭に入れている。
安全性は当たり前に考えて作ってます。
じゃあ、どこで安全性を無視してしまうのでしょうか。
コストと納期で或部分で、無視されてるのだとおいもます。
不自然さを感じて上司に確認すると。お客はそこまで要求してないから、等と返事がかえってくる、しつこい私は同僚までも巻き込むけど、答えは余計なことはせんでいいからといわれた。

男ばかりの職場で、先を考える男は逆わらず仕事する。

出世しか考えない古い体制の、大企業がこのプレジェクトを参考にして改善するのは小指の先にも足らないでしょう。

私も頑張った新幹線の仕事。スピ-ド重視、乗り心地よりも安全性を重視して下さい。何故シ-トベルトがないのでしょうか、万が一の時に体が固定されていたら。
お弁当のご飯のように、死人が車輌の隅っこに固まらなくて良いでしょ。
荷物を足元に収納にしたら重い荷物の落下で怪我をすることは少ないでしょう。

「見栄を張らない技術」を目指していただきたい。
何かあるとメ-カの技術屋は嫌な想いをする。現場で働いてるものは真面目に追求してるんだ、どんな小さな事でも検討できる上司が欲しいよね。


NHKの番組内容紹介文から
 『安全だと信じて暮らす生活空間の中に突然、「安全の死角」が姿を現し、かけがえのない命さえ奪ってゆく…。そのことを印象づけたのが、去年3月に幼児の命が奪われた六本木ヒルズ回転ドア事故だった。

  「安全の死角をなくすために何ができるのか――」。失敗学の創始者である畑村洋太郎・工学院大学教授を中心に、ドアメーカーの技術者、ビルの管理者、医師や法律家たちが「ドア・プロジェクト」を組織し行動し始めた。回転ドアはじめ、さまざまなドアが人体を挟んだときの衝撃度を測定し、その結果を徹底討議することで、誰もが無自覚に通り過ぎるドアに潜む「安全の死角」を洗い直そうというのだ。各分野第一線のメンバーが、事故の再発をどうすれば防げるのか必死で答えを出そうとしている。

 番組では、このプロジェクトの実験や討議を通じて、ドアで事故が起きることに無頓着な日本の技術的・社会的な背景を明らかにする。また独自の取材を通じて、子供や老人などの弱者が犠牲となる「不慮の事故」がいっこうに減らない日本独特の構造と、事故防止の方策を示してゆく』






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最終更新日  2005年07月24日 19時18分07秒
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