おおきなかえる
先日の日曜日に孫の蓮君と、家主が東京に行って留守の、屋敷の池のヒブナに、エサをあげに行った。
足音で水面に寄ってくるヒブナ達に、蓮君がエサを投げてやる。
小さな手に、仁丹みたいな、みどりの丸いエサをしっかり握って、えいっとなげる。
「パクパク」と音を発てながら、大きな口を開けてみどりの丸いエサを一気に飲み込んでしまう。蓮君は最高に喜んで、もっと上げるといって、小さな手にギュウト掴んで、えいっと池に投げると、またまたヒブナ達がパクパクと、おとをたてて食べてしまう。もっとと小さな手にしっかり握ってエサをあげる。
お庭のひょうたん池は、家主が東京に行く前に「ポンプを買って、綺麗にしたんだ」と自慢してたとおりの水が澄んでいた。
ヒブナは用水池に、引っ越したからと言われてたけど、蓮君と覗きに行くと。
どぶんと大きな水音を発てて、大きなかえるが飛び込んだ。
「カエルだカエルだおおきいねぇ」石橋にのっかって、水の中からじっとこちらを伺ってる、おおきなカエルを眺めてた。
ブル-ベリ-畑のモグラ除けのミッキ-マウスの風車がからからと、音を発てて回っている。蓮君は早足で掛けて行く。すごいねすごいね。と大はしゃぎでした。
あぜ道の、しろつめくさを摘んで、ママと妹の陽葉ちゃんとみゆきおばちゃんにプレゼントだともってかえった。
車に乗る前に、もう一度ヒブナと、かえるさんにばいばいをするからと手降って帰った。
日頃は、お目にかからない小動物たちに、怖々だけど興味をいっぱいに持って、喜んでいる姿は、とても大切なふれ合いだなとかんじました。
季節でめまぐるしく変わる、田舎の風景は大切に守らないといけないんだなと実感しました。
蓮君をヒブナのエサ係に任命して上げよう。
家主もヒブナが大きくなって喜ぶでしょう。