猫とミモザの木陰でティ-タイム
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下関に帰郷 89歳の大正8年生まれの父が痴呆になって18年位です。 今は特別養護老人ホ-ムに入居していますが。 病院の先生が言われるには、15年ほどは姉家族に同居させていただいていたので、健康で過ごしてこられたそうです。 そして、母の父を思う愛でしょう。 言葉のない父に、沢山話しかけながらおやつのバナナヨ-グルトを、食べさせます。「アア-、アア-」としゃべっているのか、叫んでいるのかわからない声を発しながら自分で食べています。味はわかるのでしょうか。 母は父の世話をやく時が一番の幸せな時間とか 夏なのに毛糸の帽子....!! 若いときは髪の毛が立たないように、寝るときはかぶっていたので、父の日のプレゼントに編みました。刺繍入りで(脱げてもわからないので記名は必要です)。 88歳のひとつ年下の母は耳も眼も随分不自由なのですが、民謡舞踊とカラオケが大好きで、お友達とサ-クルを作っています。 皆さん高齢者ですが、そんな方たちが老人ホ-ムに慰問にいきます。90歳で車を運転されていかれる方もいらっしゃって母がその方の車に同乗したときは生きた心地がしなかったそうです。それで皆が乗らなかったんだと分かったとか。 カラオケ用の川中美幸さんの「夫婦ちゃんりん」のカセットテ-プを買った母がアンケ-トの「夫婦の思い出」に応募して「優秀賞」を頂20000円の旅行券を戴いたと自慢話がエンドレス。 父が若いときは、まあまあハンサム(F社長にはおよばないけど...?)女性にもてて母は気をもんでて、父が痴呆になるまで心配ばかりしていました。 痴呆になってから母は付きっ切りになれて嬉しいと言ってます。 今では神様みたいに幸せな表情の父に満足しているのとか。 従兄弟で幼馴染で、大好きな人と結婚した果ては、苦労の連続だったのに、今だに変わらないのには真似ができません。 アンケ-とに送った夫婦の思い出はこんな苦労のことを綴ったとかです。 ほんとに好きなら苦労話をネタに送らんじゃろ-!!と思うんだけど? やっぱり老婆になっても「女の嫉妬」は消えないのですね。 怖い!怖い!! 世の男性諸君..おんなはこわいでっせ- ひ孫の音花ちゃん(8ヶ月)もカラオケに合わせて、ぎゃ-ぎゃ-歌ってた...?
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