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テーマ:イギリス大好き!(509)
カテゴリ:アンティーク
私のホームページのギャラリーにも出ている17世紀に作られたウォールナットのスツールの修復。
私はアンティーク家具修復全般を出来るのですが、それプラス彫刻が出来たのでイギリスにいた時は結構アルバイトが出来ました。就職した会社は土日が休みなので、それを利用してこっそりとよその工房で仕事を受けてました。 このスツールもそんな仕事の中の一つです。作家のジェフリーアーチャー氏所有のスツールだそうです。名前は聞いたことありました。 写真の中で白っぽい彫刻の部分は私が木を接着してオリジナルと同じように彫刻しました。ここのプロセスを請け負えるといいお金になります。 この先は一般的な修復技術である着色と仕上げです。ウォールナットは木肌がグレーなので薬品で木を黄色くします。 これをベースカラーにして段々色を濃くしていきます。 そして長年の汚れや色の濃淡を再現すると新しい部分が周りに溶け込んでわからなくなります。 彫刻の再現からここまでやると出来上がった時かなり嬉しいです。私の大好きなタイプの修復です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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