カテゴリ:世にも不思議な物語
での出来事です。 浜辺の大木5本を利用して、木の上に家を 建てたボングリート夫妻が、砂浜に松明 の火を燈し、家に上がって一休みしよう とした時だった。 波間からブクブクと泡が溢れ、波打ち際近 くが、突然明るくなった。 夫妻は、今宵は月明かりに邪魔されず、 星たちを楽しもうと話していたばかり だったので、今夜は新月じゃなかったのか と、びっくり仰天した。 そう、どうみても、明るい満月だった。 ただ、どうみても小さかった。 “こんな近くにあるにしては”小さかった。 一見大きく見えたが、いつもの、トオクに あるチイサナ月より・・・小さかった。 その月は、ゆっくりと浮き上がり、ついに 海面上に完全にその姿を現した。 ミニ満月・・・それ以外のなにものでも なかった。 輝く、巨大ムーンストーンであった!! 海底を小さなムーンストーンが海流に転が され、水圧で合体を繰り返しながら次第に 巨大化してゆき、直径11,111mmに達した時、 降り注ぐ宇宙エネルギーの力によって、 ムーンストーンは、神秘のエネルギーを 発生させるという不思議な特性があった。 そして、たどり着いて初めて空気に触れた 場所で、その力は、100億倍に増幅された。 静かだが、凄まじいパワーを秘めたミニ月 は、この島の生物達を、若返らせた。 老いた老犬は、急に跳ね回って、浜辺を 走り出し、ここ数年実がならなかった椰子 の木には、わずか1時間後には、7個の実が なってしまっていた。 もちろん、60代前半だった、この老夫妻 も、ミニ月に見とれているうちに、どう 見ても、20代の夫婦に見えるように 若返ってしまっていた。 神秘の光エネルギーを1時間足らずで、 全て発散放出しきると、突然、花火の ように、美しく散って、海中に消え去り、 元の静かな海辺の景色に戻っていた。 夫妻が自分達の若返りに喜ぶ、歓声だけが 響いていた・・・・・☆ 主 演:長嶋茂雄夫妻(若:長嶋一茂夫妻) 現地人:ガッツ石松 主題歌:渚のハイカラ人形(歌:石原さとみ) 効果音:石原さとみの水中オナラ 1111発!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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