海からポッカリ☆
7月の新月の夜、フィジー諸島のある小島での出来事です。浜辺の大木5本を利用して、木の上に家を建てたボングリート夫妻が、砂浜に松明の火を燈し、家に上がって一休みしようとした時だった。波間からブクブクと泡が溢れ、波打ち際近くが、突然明るくなった。夫妻は、今宵は月明かりに邪魔されず、星たちを楽しもうと話していたばかりだったので、今夜は新月じゃなかったのかと、びっくり仰天した。そう、どうみても、明るい満月だった。ただ、どうみても小さかった。“こんな近くにあるにしては”小さかった。一見大きく見えたが、いつもの、トオクにあるチイサナ月より・・・小さかった。その月は、ゆっくりと浮き上がり、ついに海面上に完全にその姿を現した。ミニ満月・・・それ以外のなにものでもなかった。輝く、巨大ムーンストーンであった!!海底を小さなムーンストーンが海流に転がされ、水圧で合体を繰り返しながら次第に巨大化してゆき、直径11,111mmに達した時、降り注ぐ宇宙エネルギーの力によって、ムーンストーンは、神秘のエネルギーを発生させるという不思議な特性があった。そして、たどり着いて初めて空気に触れた場所で、その力は、100億倍に増幅された。静かだが、凄まじいパワーを秘めたミニ月は、この島の生物達を、若返らせた。老いた老犬は、急に跳ね回って、浜辺を走り出し、ここ数年実がならなかった椰子の木には、わずか1時間後には、7個の実がなってしまっていた。もちろん、60代前半だった、この老夫妻も、ミニ月に見とれているうちに、どう見ても、20代の夫婦に見えるように若返ってしまっていた。神秘の光エネルギーを1時間足らずで、全て発散放出しきると、突然、花火のように、美しく散って、海中に消え去り、元の静かな海辺の景色に戻っていた。夫妻が自分達の若返りに喜ぶ、歓声だけが響いていた・・・・・☆主 演:長嶋茂雄夫妻(若:長嶋一茂夫妻)現地人:ガッツ石松主題歌:渚のハイカラ人形(歌:石原さとみ) 効果音:石原さとみの水中オナラ 1111発!!