カテゴリ:空想科学映画(自作)
公麿は、特殊な能力を持っていた。 普通の若者の約1000倍の速さで動くことができるのだ。 ただし、この能力にも限界があった。 加速運動継続時間は約3分間、ウルトラマンに似ている。 しかも、3分後には殆ど動けなくなる。 石をぶつけられようが、なすすべが無い状態、まさに、 ナマケモノ状態である。 この状態が回復するのは、約3時間後。 こんな公麿がある日の昼食時、アリバイ工作しながら 銀行破りをしようと、会社の休息所でカップヌードルに お湯をかけ、トイレに行ってくると同僚たちに告げ、 カップラーメンタイマーをかけ、アララ銀行へ向かった。 加速開始!! 通行人も、銀行員も、警備員も、皆が止まっていた!! とにかく、大金庫には目もくれず、現場にある全ての 札束を片っ端から用意した大袋に詰め込み、逃げた。 銀行を飛び出すと、目の前に、公麿の会社の札幌支店 ナンバー1美人社員美川小夜子が止まっていた。 あと35秒もある・・・ちょっとだけ・・・・・☆ 公麿は、あこがれの小夜子に抱きついたり、キスしたり お尻をさわったりと・・・すき放題に夢中でやった。 ・・・・・・・・・夢中過ぎた・・・・ 気が付けば、彼女の足にしがみつきながら、 悲鳴をあげる彼女に、哀れみを請うナマケモノ親父がいた。 会社の休憩所では、食べられることが無くなったラーメンが 出来上がったことを知らせるカップラーメンタイマーが むなしく鳴り響いていた・・・・・・・ 主演:綾小路公麿 札幌支店の美女:菊川レイ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005/08/15 07:08:55 PM
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