カテゴリ:映画・小説・音楽など
最近は世間一般でリングといえば指輪物語(ロード・オブ・ザ・リングズ)だろう。
あと個人的には、現在未完のエピックファンタジー漫画『RING』という作品に思い入れがあるので、 世間的にどうでも、リングと言ったら絶対コレ!だったり。 しかし数年前までは、リングといえば圧倒的に鈴木光司のホラーを指した。 以前の日記に書いたとおり、なんだか気になって読みたくなり、 2chで情報を集めた挙句、数日前eBOOKOFFで購入。 リングはシリーズが進むにつれ毛色が変わるようで、 それが批判の対象になったりしてたけど、 そういうのは私の中では、面白ければ全然アリ。 それに、読まなきゃ事実は分からないもん。 映像化されて話題になった作品であればあるほど、 読んでないのにイメージつかんだ気になりやすいものだから、 興味を持ったなら読んで確かめるしかない。 それが届いたので、いよいよ読破開始した。 最初は、仄暗い水の底から。 きちんとした文章で破綻もないし、読める。 2chで漁師の話が出色だと書かれてたとおり、その話が一番当たり。 つか、それ以外はそんなに感銘ナシ。 泣くほどコワイこともなくて、一安心。 漁師の話はホントに、親に愛されなかった子供の致命的な部分を見事に描いてたと思う。 んで奥さんは、そういう救いようのない部分も含めてダンナのこと愛してたんだろうなーと。 あと最終話も良かった。ちょっと説教臭いけど、にもかかわらず感動。 続いて、いよいよリング本編開始。 友人(仲居時代の先輩Sさん)の言葉どおり、貞子は悲しい人だった。 詳しく話すとネタバレるので避けておくが、 映画「クライング・ゲーム」的なサプライズつき。 千里眼ネタでは、思わず京極夏彦も連想したし。 1コだけ未読の人にアピールすると、貞子はすごい美人だぞ~。 あのキモコワイイメージは映画の産物だな。 続きを読むのも楽しみ。 ただひとつ難点を言えば、同じシーンの中で視点がコロコロ変わるのは素人くさくて頂けない。 …んでリング読んで起きたら、今夜は映画版リング放送だった。 なんたる偶然か。 原作読んだ今となっては、映画にあまり期待したり、過剰に怖がったり、 そういう感じはないんだけど、でも一応見ておきたくて鑑賞中。 映像と原作の違いをあまり言い立てるのも、 この際ヤボだと思うけど…やっぱ思ったとおり別物だった。 でもテレビから出てくる貞ちゃんコワイ。 美人キャラなのに映画監督のせいであんな位置にされちゃって… 果たして映画版ではどういうオチつけるんだろう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2004/09/13 11:00:39 PM
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