目指せ！峰不二子

読んだ。

そこそこ怖かったリング。
あれれ？と思い始めたらせん。
どうもイマイチそうで、後回しにしたループ。
ループに先んじて読んでみたバースデイ。
いずれも、というか、後になればなるほど、ぶっちゃけつまらん。
再読一生ナシ！
結局これは、作者が貞子にキャラ萌えして書いた、キャラ小説なのか？
筋はよく練れてると思うけど、夢中になって読めなかった。
好みに合わなかった、と言ってしまえばそれきりなんだろうけどなー。

まだ、短編集・仄暗い水の底からのほうがずっと良かった。
あとまだ楽園と光射す海が未読で残ってるんだけど…意欲出ねぇ。
でも文体はしっかりしてて、それがせめてもの救い。
元・大河ファンタジー作家だったＫＫ女史の文体の崩れように比べれば、
はるかに安定していて、安心して読めたので。
（つか、比べんなって感じか）

なんか年々、熱狂的に好きになれる作家や漫画家が少なくなる。
ＫＫ女史を筆頭に（彼女も昔はスゴイ作品をバンバン書いてくれたのだ）、
歴史ファンタジー系の元・雄であるＹＴ氏とか（中国物に手を出したあたりからおかしな変化が）、
耽美の女王タニス・リーは最近どうしてるんだろうなぁ…
一時期ハマった菊地秀行も、もうそんなに飛びつくほど好きじゃないし、
夢枕獏の新・魔獣狩りはいつ完結するのかなー。

コミックも、ずっと好きだった由貴香織里のカイン伯爵シリーズが、
天使禁猟区による中断をはさんで再開して狂喜してから数年、
もう話が完結して久しいし。
ベルセルクは、グリフィスが本格的に復活して話にからんで来ないと萌えないし…（ぉ
有望株はやっぱデスノートかな。
あと萩尾望都は、今となっては唯一信頼できる存在かも知れない。
ただ、現在進行の作品（バルバラ異界）は、前の連載みたいにハラハラしないので、
なんというか「うおー続きが読みてぇー」という生きるパワーに繋がらないというか。

私は目の前のニンジンに弱い性格なので、
毎月、月初めと中旬すぎには「もうじき花ゆめの発売日♪」と思って浮かれたり、
待ちかねたコミックスが出ると知れば、その後１ヶ月くらい楽しく過ごせたんだが、
最近はまったくそういうのがなくなってしまった。
…たんにトシ？
なんか寂しいなぁ。