からっぽ
長男アンは学習障害(LD)も持っています学習障害(LD)とは、知的障害はないのですが、読み書きや計算などのある特定分野で困難を伴う状態のことです。 今年から特別支援学級の先生になったA先生は、療育にとても興味がある先生で、他の先生方と視点が違うのでちょっと話すだけでもワクワクしてしまう先生なのですが、その先生が特別支援学級を選ばなかったアンのために(まあ、今後のことも含めてとは思うけど,今のところ利用者はアンだけです)教育委員会に動いてくださり、中学に通級を作ってくださいました 通級とは、通常の学級に在籍しながら週1~2日程度、通級する学級で、専門の言語聴覚士の先生が来てくださり、アンの苦手な分野に対して指導を行ってくれていますなんともありがたいことですアンも毎回楽しみにしているようで嬉しいです 先日、アンが「お母さん、『ガイジ』って何?」と聞いてきました「『ガイジ』は障がい児のこと」と教えると、(一般的に障がい児をバカにするときに使われますよね)「クラスの女子が『ガイジ、ガイジ』っていう」どうやら通級に通うようになったアンをバカにするような言い方をする女子がいるそうです。私は、それを聞いたとき、むかっときて、「ばっかだねーー、その子たち、そんなふうな見方しかできないんだねしょうがないんだよ、特にこのくらいの頃の女の子は、視野が狭くて、みんなと同じような見方しか出来ない子が多いんだから」と、腹立ちながらアンに話しました。(おいおい)後から、その私の否定的な感情を見つめていて、「あー、私、腹が立つってことは、アンの障害を受け容れることがまだできていないのかな障害というものを受け容れているなら、腹が立つわけないもんな~」「それとも、自分の子どもをばかにされたということに対して腹が立っているのかな~、その両方かな~」と感じていましたでも、そういう自分と向き合える機会ができたこととアンってほんとなんというかすばらしい魂だな~って感動して、こういうのって普通は味わえない機会だよな~それと同時に、アンって社会的には変な存在だろうけど、やっぱりすばらしい子だよ~と、心から思えて嬉しくてありがたくてウルウルしていました今書きながら思ったのですが、このときは感動はしたけど、何気にスルーした出来事だったのですが、結構すばらしい境地というか体験を、このときしていたかもしれないです数日たってもう一度、「アンが『ガイジ』とばかにされた」という事実を思い出してみたら、なんにも感情が浮かんできませんでしたからっぽそんな感覚でした受け容れられたようですへーー♪へーー♪へーー♪すごいじゃ~ん♪私で、その後、ふと気付いたのですが、ちょうどこの頃、私は知的障がい者の施設に実習に行っていて、障がいなんて関係ない・・うーん、違うなー言葉がうまく見つからないのですが、障がいっていう概念が私のなかで消えたような感覚になっていたのですその感覚が、今回のアンのことをすっきりさせてくれたのかな~と思いましたちょうどいいタイミングで起こった出来事でしたここでの実習は、毎日、その日の実習の目標を決めていたのですが、その目標にぴったりの出来事がドンピシャで起きて、すごーい♪の毎日でした^^