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テーマ:今日の一押し。(271)
カテゴリ:世相一般。
幹事長にらみ高揚感も 麻生氏、外相仕上げの旅 2007年8月18日 18時23分『東京新聞』 【メキシコ市17日共同】中東、中南米を歴訪している麻生太郎氏が、外相として「総仕上げ」の旅とするかのように日程を精力的にこなしている。自民党の次期幹事長起用が有力視される中、安倍晋三首相からの厚い信頼を支えに「ポスト安倍」への活路を見いだす戦略だけに、正念場を迎えた高揚感すら漂う。 「麻生外相が今後、政治的にいろいろと活躍されることを期待している」。17日午後、メキシコ外相との共同記者会見。「首相候補の一人である麻生氏の印象」を記者から問われたエスピノサ外相が笑顔で答えると、麻生氏は神妙な表情で聞き入った。 参院選の惨敗を受け、自民党は党の立て直しに向けた難題が山積。次期幹事長がこれまで以上に手腕を問われるのは間違いない。一方、麻生氏が率いる派閥は16人の小所帯。党内基盤は決して強くない。歯に衣着せぬ物言いで人気を集め、「ポスト安倍」の有力候補となった麻生氏にとって、幹事長就任は求心力が低下する安倍首相と一蓮托生の「危険な賭け」(周辺)ともいえる。 ============ 消費税増税は先送りの公算 与党、参院選惨敗で 2007年8月18日 17時48分『東京新聞』 政府、与党が本年度をめどに取り組むとしている抜本的な税制改正で18日、消費税率の引き上げが先送りになる公算が大きくなった。自民党内で参院選の惨敗を受け慎重論が強まったためで、議論は次期衆院選後との見方も出ている。 ただ、政府は基礎年金の国庫負担割合引き上げの財源として税率引き上げを想定しており、代替財源が問題となる。自民党内には「責任政党として議論から逃げてはいけない」との意見もあり、安倍晋三首相の判断が問われそうだ。 税制改正に強い影響力を持つ自民党税制調査会の幹部は「税率引き上げは極めて難しくなった」と明言。別の幹部も参院の与野党逆転状態を念頭に「通らない法律を出しても意味がない」と強調した。(共同) ============ 無理が通れば道理が引っ込む。異常が正常と見做されれば、正常が異常扱いされてしまう。小泉ポチの「朝一靖国参拝」のアドバルンが「復活の烽火」なら「覆水盆に返らず」どころか見事に返ってしまう。「チーズ・森」は安倍ポン擁護・自公政権擁護のためなら何でも言う。「私が言っても安倍は辞めないし、人事は安倍が決める」という言い方は「私が言っても駄目だったんだから」という「郵政解散」のときと全く同じストーリーである。この程度のレトリック・詐術で安倍ポン批判への緩衝帯が築けるというのなら自民党などちゃらいものではないか。小池は沖縄からの注文に「渡りに船」とばかりに守屋を「背後から?」切ったが後任には警察官僚ではなく「生え抜き」が選ばれた。ではこの「後任」は沖縄住民には何と言うつもりだろうか。河野さんから弱小派閥の長を譲られた麻生だが、外相から幹事長へポジションを移動してポスト安倍を目指すとされている。65歳という年齢を考えるとこれが最後のチャンスである。口ひん曲げの麻生にとって、野党へ政権が移る前に(!)しかも安倍ポンに『やけくそ解散』などされる以前に、一度はやってみたい『総理大臣職』なのである。 いずれにせよ、今展開されている『自民劇場』は、臨時国会が始まるまでの『自民党・霞ヶ関の最後の晴れ舞台』かつ『悪足掻き』である。順当に行けば彼らは歴史の表舞台からは放逐されて当然の運命にある。野党各党はこの際大同に就き、細心の注意を支払って着実・冷静に彼らを一歩また一歩と追い詰めて行かなければならないが、果たしてそれが出来るかどうか、これが問題なのである。w お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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